DESIGNTIDE TOKYO 2011|CASA特集|東京ミッドタウン メイン会場で出会うもの・ひと

DESIGNTIDE TOKYO 2011|CASA特集|東京ミッドタウン メイン会場で出会うもの・ひと

7年目を迎えた、デザインの最先端に触れられる一週間

東京という場所だからこそ集う、あたらしい思考と形

東京ミッドタウン メイン会場で出会うもの・ひと

11月3日(木・祝)まで東京ミッドタウンをメイン会場に開催されている「デザインタイド トーキョー 2011」。会場では、すばらしいデザイナーと、あたらしい作品と、刺激的なアイデアと、そして語らいのエキサイティングな“場”が誰でも体験できる。東京という場所だからこそ集う、あたらしい思考と形──出会うことから、何かがはじまる。

Text&Photo by OPENERS

「TIDE TABLE」は、最終日・最終回が必見!

今年のメイン会場構成は、家具・工業製品デザイナーの中坊壮介氏が担当。「会場そのものが光をコントロールし、太陽の届かない地下に“白い空間”が広がる」という中坊氏が考え抜いた構成で、全体は白いレフ板のようにほの明るく、広い空間は緩やかで、会場が包み込まれているような安心感も漂う。

メイン会場に入って、まず左手に見えるのが、今回の新コンテンツ「TIDE TABLE(タイドテーブル)」のコンパクトな会場。さまざまな話題がのせられた大きなテーブルを、皆で囲み、話し合い、共有する全20プログラムのトークコンテンツは、毎回大盛況を博している。デザインタイド トーキョーのすべてのコンテンツを繋ぎ、ジャンルにかたよらない豪華な顔ぶれが揃う充実のプログラムだ。メイン会場に入場すればどのプログラムも自由に参加できる。

注目は、11月3日(木・祝)14:30~15:30「デザインタイドと会場構成/三人の話し」。歴代のメイン会場構成を担当した、谷尻 誠(建築家)、中村竜治(建築家) 、中坊壮介(プロダクトデザイナー)が語り合う。

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「TIDE EXHIBITION」

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高橋理子さん

3組の招待作家による作品発表「TIDE FOCUS」

「TIDE FOCUS(タイドフォーカス)」は、独自の視点で選んだ国内外、異ジャンルのアーティストたちの作品プレゼンテーションをとおして、その年ならではの意識を示し、気づきを喚起するデザインタイド トーキョーからのメッセージのような特別展示である。今年選ばれたのは、日本から真鍋大度+石橋素、フィンランドのMika Tolvanen(ミカ・トルヴァネン)、イギリスのVahakn Matossian/Vahakn Art & Design Studio, London(ヴァハカン・マトシアン/ ヴァハカン アート&デザインスタジオ,ロンドン)の3組だ。

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「con.temporary furniture」

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「A Brand with No name」

プログラムの中核となるメインエキシビション「TIDE EXHIBITION」

デザイナーのあたらしいアイデアと作品が、もっとも高い精度で発表される「TIDE EXHIBITION(タイドエキシビション)」。国内外のデザイナー、メーカー、バイヤー、ジャーナリストが集まり、展示作品の背景や思いについてデザイナーやクリエイター本人から直接話が聞けるチャンスでもある。このメインエキシビション以外でも、約30ヵ所の「タイドエクステンション」会場で、新作発表やデザイナーと企業のコラボレーション企画、クリエイターの作品展示など、独自の企画が展開されている。

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「TIDE MARKET」

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「MIC*ITAYA | SUZUMO CHOCHIN」

話す、共感する、買う、使うまで楽しめる「TIDE MARKET」

たとえば、昨年は「TIDE EXHIBITION」で発表されていたプロトタイプや作品が、今年は「TIDE MARKET(タイドマーケット)」で実際に買うことを楽しめる。プロダクトを手に取り、デザイナー本人から購入することができる出会いのマーケットは、デザイナーにとってたんなる作品の展示販売ではなく、マーケットリサーチも兼ねる場所でもある。積極的に話しかけてみよう。

デザインタイド|メイン会場 35

デザインタイド トーキョー 2011
会期|2011年10月29日(土)~11月3日(木・祝)
メイン会場|東京ミッドタウン・ホール
時間|10月29日(土)~11月2日(水)11:00~20:00/11月3日(木・祝)11:00~17:00 入場料|1500円(学生1000円)/1日 3000円(学生 2000円)/会期中3日 *学生割引は学生証提示の場合のみ
https://designtide.jp/

ABOUT
TAKAHASHI Hiroko

アーティスト/株式会社ヒロコレッジ 代表取締役 1977年生まれ。東京藝術大学で染織を学び、同大学大学院修士課程修了後、アパレル企業にてデザイナーとして勤務。その後、同大学大学院博士課程に再入学。2005年フランス外務省AFAAの招きにより、PARIS CITE INTERNATIONALE DES ARTSにて活動。パリでの個展開催などを経て帰国の後、2006年に株式会社ヒロコレッジを設立。 2007年には、ミス・ユニバース日本代表のナショナルコスチュームを担当。また、同年8月、21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内)にて開催されたサマープログラム「落狂楽笑 LUCKY LUCK SHOW」に参加し、演者のひとりである柳家花緑師匠の衣裳を手がける。 2008年3月、同大学大学院博士課程を修了。博士号(美術)を取得。 円と直線のみで表現される図柄を特徴とし、身近に存在する固定観念を覆し、思いを巡らせるきっかけ生み出すことをコンセプトに活動。着物にあらたな視点で向き合うためのポートレート作品や、暮らしの身近なものづくりをとおして、日常への向き合い方を再考するきっかけを生み出すべく、実験と検証を重ねるプロジェクト「HIROCOLEDGE」など、ジャンルの垣根を越えた幅広い表現活動をおこなっている。 TAKAHASHI HIROKO http://www.takahashihiroko.com/

MIC*ITAYA

ビジュアルアーティスト 水戸市出身、3月生まれの牡羊座。東京の祐天寺に「星のアトリエ」を構え、画家とデザイナーの顔をもつルネッサンス人。美と愛と平和のメッセージを星の煌めきや天使たちとともに送りつづけるフューチャーロマンティックなアーティスト。多摩美術大学在学中にファッションデザイナー、イラストレーターとしてのキャリアをスタート、エキセントリックなメンバー3人とバンド「ZAZOU」、さらに渋谷センター街にデザインスタジオ「TABOU」を設立、ファッションと音楽のフィールドを中心にグラフィックデザイナーとしてデビュー。アートとデザインの最先端をサウンドとビジュアルでパッケージしたカセットテープ付きマガジン「TRA」のアートディレクターとして世界から注目される。架空の王国をモチーフにファッション、グッズ、アートの作品群を発表、移動するブティック「STELLAFINE」のアートとデザインを融合したファンタジックなアプローチは話題となった。作品集「PRESENT RED、BLUE」2冊の発表を機に、展覧会や画集の出版など、アーティスト活動にも力を注ぎ、エレガントでありアバンギャルド、シンプルかつ艶やかな日本の心を内包した作品を創りあげている。*