BoConcept|ボーコンセプト南青山店で、建築家 谷尻 誠がボーコンセプトを語る

BoConcept|ボーコンセプト南青山店で、建築家 谷尻 誠がボーコンセプトを語る

BoConceptのインテリアのあるあたらしい暮らし

BoConcept|ボーコンセプト

モノ以外の考え方に共感することからはじまるモノ選び

建築家 谷尻 誠がボーコンセプトを語る(2)

差異から生まれてくる“しっとりとしたあたらしさ”とは

──ボーコンセプトの家具はいかがでしたか?

もっと高い家具だと思っていました(笑)。この価格は、きちんとブランディングができているということですね。もっとシャープな家具のイメージがありましたが、ダイニングテーブルの白木とシルバーのコンビネーションなど、シャープさと柔らかさが一緒になっているのが印象的です。

いままで見たこともない形であたらしさを表現するのは、あたらしいことがわかりやすいですが、テーブルやソファ、椅子のように、社会で確立された形があって、そのモノの姿形が変わっていないのに、あたらしさを感じさせるのはハッとしますね。その微差に向き合えているかどうかが大事です。

モノに向き合うことってできそうでできなくて、たとえばテーブルに向き合って、テーブルについて考えつづけるとやがて差異が生まれてくる。そこで生まれるのは、モデルチェンジのあたらしさではなく、しっとりとしたあたらしさです。

世の中は、つねにあたらしさを誇張したがりますが、歴史がありながら、いまのあたらしさが表現されている。まさに微差だと思います。

──家具にかぎらず、谷尻さんがモノを選ぶ基準は?

企業の思想や、デザイナーの考えかたを聞けると、いいなと共感して買ってしまいます。洋服でもそうですが、こういうひとがつくっているからと思うと、余計好きになりますね。モノづくりにはコンセプトがあって、そこからモノができてきますが、じつは、モノができたときが、一番純度が落ちる瞬間なんですよ。だから、コンセプトと合っていないモノは意外と多いんです。その落差が少ない、落差がないものが好きですね。

ABOUT
TANIJIRI Makoto

建築家 Suppose design office 代表 1974年 広島生まれ 2000年 建築設計事務所Suppose design office 設立 住宅、商業空間、会場構成、ランドスケープ、プロダクト、アートの …