アレキサンダー・ジラルド「Wooden Dolls」、待望の復刻
Design
2015年3月6日

アレキサンダー・ジラルド「Wooden Dolls」、待望の復刻

アレキサンダー・ジラルド、待望の復刻
「Wooden Dolls」に新コレクションが登場

チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソンらと並び、ミッドセンチュリー期を代表するデザイナー、アレキサンダー・ジラルド。2007年、半世紀以上の時を経て復刻された「Wooden Dolls」に、新たなコレクションが加わった。

文=武井正樹

「ジラルドといえば民族芸術」と言われるほど、伝統的な民芸品やハンドクラフト品に多大な影響を受け、デザインに活かしたことで知られている。驚くことにコレクションの数はなんと10万点以上! ジラルドの没後はサンタフェ(ニューメキシコ)にある『インターナショナル・フォーク・アート・ミュージアム』に寄 付され、その資料性の高さを物語っている。

1963年、サンタフェにあるジラルドの自邸に飾るためにデザインされた「Wooden Dolls」もまた、民芸品の影響が色濃く反映されたもの。ひとつひとつのユニークな表情や柄、形状、色使いにジラルドの独特な世界観が表現されたこの人形は、当時は販売されることはなかった幻のコレクションだ。

2005年、Vitra社は過去のアーカイブを再調査し、2007年に11体の「Wooden Dolls」を復刻。オリジナルのディテールに基づき、デザインチームや熟練した職人の手によって製品化が可能となった。今回のコレクションでは追加として5体を発表。合計で16体の「Wooden Dolls」が揃った。

素材には手触りの良い無垢のパイン材。メキシコの民芸を彷彿させる独特の色使いも秀逸。
なんとも愛らしいデザインは、インテリアの一部として、また実際の玩具としても、毎日の生活に新たな彩りを加味してくれるにちがいない。

アレキサンダー・ジラルド、待望の復刻<br>「Wooden Dolls」に新コレクションが登場

a) No.12|7.8 × 4.7 × 18.1 cm
b) No.13|7.1 × 4.5 × 17.3 cm
c) No.14|5.0 × 4.7 × 26.2 cm
d) No.15|7.2 × 4.5 × 15.2 cm
e) No.16|4.6 × 3.5 × 24.8 cm

価格|各1万500円

問い合わせ|hhstyle.com 原宿本店
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