Audi R8 V10・5.2 FSI quattro|ランボと同じ心臓をもつR8
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2015年4月22日

Audi R8 V10・5.2 FSI quattro|ランボと同じ心臓をもつR8

Audi R8 V10・5.2 FSI quattro|アウディ R8 V10・5.2FSIクワトロ

ランボと同じ心臓をもつR8

12月8日、アウディは『R8』のトップエンドとなるモデル、「V10・5.2FSIクワトロ」のスペックを公表した。

文=ジラフ

0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は316km/h!

搭載されるエンジンは、ランボルギーニ ガヤルド LP560-4と共通となる5204cc・V10の直噴ユニットが採用される。最高出力は525ps、最大トルクは54.1kgmをたたき出し、0-100km/h加速3.9秒、最高速度316km/hという性能を誇る(V8モデルは0-100km/h加速4.6秒、最高速度301km/h )。

このエンジンスペックは、現行モデルとなる4.2リッターV8ユニットを搭載するR8と比べ、最高出力で105ps、最大トルクは10.2kgmと大幅なアップとなる。

エンジンが大きくなることで車重が増し、この性能向上が相殺されてしまうのでは? という懸念はあったが、アルミスペースフレーム構造の採用などにより車重増は31kgに抑えられ、結果、パワーウェイトレシオはV8モデルの3.71kg/psから3.09kg/psに向上している。

駆動方式はフルタイム4WDの「クワトロ」を採用し、トランスミッションには6段MTと6段2ペダルシーケンシャルMTのRトロニックを用意。この「Rトロニック」は、シフトチェンジを0.1秒以下という速さで行うことが可能だという。

デトロイトモーターショーで正式発表

サスペンションには、V8モデルではオプション扱いとなっている「アウディマグネティックライド」が標準で装備される。ブレーキはフロントに8ピストン、リアに4ピストンのキャリパーを採用。ローター径はフロント380mm、リア356mmとなり、オプションでカーボン製のセラミックブレーキも用意される。

エクステリアは、ドア後方のサイドプレートが専用色となるほか、新デザインのアルミホイール、オールLEDのヘッドランプ、左右2本出しのマフラーなどがV8モデルからの変更点となる。

インテリアでは、V8モデルではオプションとなるフルナッパレザーが標準で採用されるほか「ドライバーインフォメーションシステム」やバング&オルフセンのオーディオといった装備の充実がはかられる。またレザーやパネルの種類は好みに合わせてオーダーが可能だという。

アウディV10・5.2FSIクワトロは来年の1月11日から開催されるデトロイトモーターショーで正式発表され、ドイツでは2009年4月から 6月のあいだに発売される。気になる価格は14万2400ユーロ(約1700万円)が予定されている。

           
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