技術と文化の両面からF1を支えるピレリ|PIRELLI

技術と文化の両面からF1を支えるピレリ|PIRELLI

CAR FEATURES

PIRELLI|ピレリ
F1黎明期からつづくパートナーシップ

技術と文化の両面からF1を支えるピレリ

初戦オーストラリアGPから最終戦ブラジルGPまで、今シーズンも全19戦に渡り開催された世界最高峰のモータースポーツ「Formula One」。F1を純然たる競技として、またテクノロジーの発展の場として黎明期から支えつづけてきたピレリは、そのいっぽうで、エンターテイメントとしての魅力も高めてきた。1950年からつづく長いF1の歴史の中で、ピレリが果たしてきたその役割とは──

Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)

1950年からつづくピレリとF1の関係

世界最高峰のモータースポーツ「Formula One」。1950年にスタートし半世紀以上もの歴史を持つこのグランプリは、今シーズンも全19戦を開催。初戦オーストラリアGPを皮切りに最終戦ブラジルGPまで、約9カ月間に及ぶ熾烈な争いが繰り広げられた。

日本へは第15戦として、10月11日~13日の3日間にわたりF1サーカスが上陸。その舞台となった鈴鹿サーキットは、本田技研工業の創始者、故本田宗一郎氏によって造られた日本初のレーシングサーキットとして知れるだけでなく、スリリングかつチャレンジングなレイアウトを持つコースとして、多くのドライバーから愛される世界屈指の名門コースだ。

現在のF1マシンは、2.4リッターの自然吸気V型8気筒エンジンに、運動エネルギー回生システムである「KERS」を搭載することで、最高出力は約700-750psものパワーを発揮。それでいながら車両重量は600-700kgと超軽量なボディを持つ。重量1kg当たりの馬力で比べると、実に一般的な乗用車の6倍以上にもなる強大なパワー。それだけに、マシンの足下を支えるタイヤも相応のスペックが必要になることは明らかだ。

イタリアのタイヤメーカー「ピレリ」は、F1世界選手権が開催された1950年の当初から参入する公式サプライヤーのひとつ。フェラーリをはじめ、アルファロメオ、マセラティといった名だたるワークスチームのサポートをおこなってきた。2011年からスタートしたタイヤ供給は、同社にとってF1活動第四期目。参戦200勝目にして撤退した1991年から、20年ぶりの復活である。