戸田恵子|舞台オフ・ブロードウェイ・ミュージカル 『今の私をカバンにつめて』

戸田恵子|舞台オフ・ブロードウェイ・ミュージカル 『今の私をカバンにつめて』

Happy? Half Century

戸田恵子|舞台オフ・ブロードウェイ・ミュージカル

『今の私をカバンにつめて』(1)

暑い暑い8月から稽古が始まり、熱く熱く燃え尽きた再演は、お陰様で初演時よりはるかに深みを増しての上演となり、9月24日、大阪にて無事幕を降ろすことができました。

Text by TODA Keiko

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守りではなく、攻めの再演

再演にあたりバンドメンバーの入れ替わりがありましたが、皆さんには新しい風を吹き込んでもらい、また、初演と同じキャスト陣はこの3年のあいだにそれぞれが身に付けた力を発揮した、真摯に取り組んだ公演となりました。

私自身は再演にあたり一番に思ったことは、なんとしてもより多くの皆さんに、この作品を観ていただきたいという願い。1970年の古いミュージカルではありますが、普遍性をもった作品であり、ミュージカルでありながらライブ感覚に富んでいて、なおかつ芝居の要素もがっつりある。歌手、ヘザー・ジョーンズと仲間たち、そしてマネージャーのジョーという計9名の少数精鋭で織り成すバックステージ物語。青山円形劇場ならではの至近距離でご覧になった皆さんは、まるでスタッフの一員になったような感覚で楽しんでいただけたと思います。私自身、大変稀な作品と自負しております。

今の私をカバンにつめて 02
今の私をカバンにつめて 04

楽曲はどれもすばらしく、あらためてヘザー・ジョーンズの生き様が歌の中にも表現されていることを実感しています。どのナンバーも大好きでしたが、よりいっそう好きになりました。再演ではとくに『ミス・アメリカ』に想いをのせました。「このままでいいのか!? 今なら間に合う、遅くないんだ!」という、決意表明するような強い気持ちになりました。

そしてなんといっても初演と変わらずのチーム感です。敵役(?)のマネージャー、ジョーも含めです(笑)。もともと身内のような植木 豪と、普段から仲良しの入絵加奈子と麻生かほ里。それぞれが演技に深みを増しての参加となり、それがまたまたすばららしいチームワークとなりました。心より感謝いたします。

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ABOUT
TODA Keiko

愛知県出身、9月12日生まれ。NHK名古屋放送児童劇団に小学5年生から在籍し、『中学生群像』(『中学生日記』の前身) で女優デビュー。1973年に上京し、翌74年「あゆ朱美」の芸名でアイドル演歌歌手としてもデビューする。 …