Levi's® Made & Crafted™|#05 写真家 ジョアンナ・マクレア
LOUNGE / ART
2015年3月25日

Levi's® Made & Crafted™|#05 写真家 ジョアンナ・マクレア

ブランドのテーマを表現するアート:9月

#05 ジョアンナ・マクレア

デニムを使った造形の妙

リーバイスの歴史的プロダクトにインスパイアされ、現代の素材と縫製技術を取り入れたラインが、リーバイス® メイド アンド クラフテッド™だ。同ブランドはアート、音楽といったポップカルチャーを通じた取り組みでも話題を集めている。そのひとつが、毎月異なる写真家によって、シーズンテーマを表現する本シリーズ。9月はジョアンナ・マクレアによる静物写真だ。“服を使った造形”に注力した彼女の作品をご覧いただこう。

※リーバイス® メイド アンド クラフテッド™では、さまざまなアメリカ人写真家を起用して、ブランドのシーズンアイテムを撮影している。一年間にわたって毎月1人の写真家を指名し、それぞれのスタイルで解釈・表現したクリエイティブを公開中だ。本プロジェクトの作品はリーバイス® メイド アンド クラフテッド™のブログ(http://levismadeandcrafted.tumblr.com/)、リーバイス®のSNS、オンラインマガジンなどにも掲載される。

Text by Kase Tomoshige(OPENERS)

服で作る彫刻

モデルに着せる、屋外でシチュエーションを作るなど、服の撮影のための手法はいくつかある。雑誌にしろカタログにしろ、設定頻度が多く、服を見せるための最もオーソドックスな手法のひとつは、スタジオでストロボを使った静物撮影、いわゆる“ブツ撮り”であろう。

Levi's Made & Crafted|Joanna Mclure  02

Levi's Made & Crafted|Joanna Mclure  08

さてメンズ、ウィメンズを問わず、服を下に置いて撮影すると、当然であるが基本的に「平たい」イメージのものになる。部分的に綿を入れる、畳んでみる、崩してシワを寄せてみる、斜め上からの視点にするといったバリエーションはあれど、多くは「俯瞰の視点から平たいものを撮影した写真」になるということだ。

プロフェッショナルの商業写真家として活躍するジョアンナ・マクレアは、それこそ一般的な静物撮影の現場を何年も経験し、何千、何万とシャッターを切ったことだろう。そんな彼女が試行錯誤を重ねて挑戦したのが、今回の写真作品である。

Levi's Made & Crafted|Joanna Mclure 03

Levi's Made & Crafted|Joanna Mclure 04

Levi's Made & Crafted|Joanna Mclure 07

「何度も繰り返して、やっとこのプロジェクトの目的に辿り着いたように思う。デニムを自由に撮影できることは、ありがたいことでもあるが、私を大変に悩ませたのである。無限の選択肢のなかから、デニムの製作プロセスと構造、耐久性にフォーカスした。この3つの要素を伝えるためには、服を彫刻のように、強く楽しく見せるのが一番ふさわしいと思った」

結ばれ、連なり、捻じられたデニム地は、フレームのなかで生き生きとした造形を作り出す。一般的に撮影された服の写真にはない、独特の味わいを漂わせている。毎月の写真家による作品は、リーバイス® メイド アンド クラフテッド™のブログ(http://levismadeandcrafted.tumblr.com/)に投稿される。さまざまな作品を楽しんでいただきたい。

Joanna Mclure|ジョアンナ・マクレア

ニューヨークを拠点とし、静物写真とファッションポートレートの分野で活躍。色と素材からインスパイアされた彼女の作品は、コマーシャルフォトとファインアートの境界線上に位置する写真、と評価されている。スタジオで過ごす時間、娘とともに過ごす時間以外は、想像力を養うために本屋にいることが多いそうだ。

リーバイス® メイド アンド クラフテッド™
http://levismadeandcrafted.com/

665_50_top_banner_levismadeandcrafted

           
Photo Gallery