車中泊に便利なアウトドア用ミニ、登場|MINI
CAR / NEWS
2015年4月7日

車中泊に便利なアウトドア用ミニ、登場|MINI

MINI Clubvan Camper|ミニ クラブバン キャンパー
MINI Cowley|ミニ カウリー
MINI Countryman ALL4 Camp|ミニ カントリーマン オール4 キャンプ

ミニに泊まる

本格的な夏をむかえ、突然思いたって、週末にふらりと、海へ山へイベントへ。そんな突然のドライブ旅行でも、宿の手配を気にしなくていい、いずれも車中泊に便利な、アウトドア向けのミニが発表された。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

MINIが公開した3つのモデル

公開されたミニは3台。ひとつは、「ミニ クラブバン」を改造した1人用の「ミニ クラブバン キャンパー」。2人が宿泊可能なコンパクトなトレーラーハウス「ミニ カウリー」。「ミニ カントリーマン」のルーフにテントを搭載する「ミニ カントリーマン オール4 キャンプ」。

いずれも“最高に愉しい旅を最小の面積で”というフィロソフィーに基づき製作されている。ミニの奥深さと、デザインおよび技術者のクリエイティビティ伝えるためのコンセプトカーということだ。

MINI Clubvan Camper|ミニ クラブバン キャンパー

MINI Clubvan Camper|ミニ クラブバン キャンパー

MINI Cowley|ミニ カウリー

MINI Cowley|ミニ カウリー

快適なひとり旅に

「ミニ クラブバン キャンパー」は、ひとりが快適に夜を過ごせるように設計されており、“世界一小さな、ラグジュアリーなキャンピング バン”と謳うモデル。ベースとなったミニ クラブバンの特徴である、ボディ一体となったリヤクォーターパネルの内側には、ひとりぶんの寝床と小さな引出し型のキッチンを装備。このキッチンをあけると、コンロと冷蔵庫が収納されている。

天井には開閉可能な小さなガラスルーフ。換気にも使えるが、車内に寝転がったまま、星を眺めることもできる。そして、車中泊で気になる衛生にも気を配っており、荷室の下にタンクを内蔵し、そこから簡易シャワーを使うことができるのだ。

 

ミニのデザインにのっとったトレーラーハウス

「ミニ カウリー」は、コンパクトかつ2人が快適に過ごせるトレーラーハウス。赤いティアドロップ型のボディに、ブラックのラインが引かれ、ミニと一体となるデザイン。公開された写真で牽引している「ミニ クラブマン」のミラーを含む全幅より12cmほど広く、重量は300kg弱だ。

この名称“カウリー(Cowley)”は、100周年を迎えたミニのオックスフォード工場のある地名にちなんでつけられているという。

室内には2名ぶんのスペースを確保。また、窓は1969年までに発売された旧ミニにならい、両開きのスライド式を採用している。

後部には、2口のガスストーブ、冷蔵庫、ポンプ付のウォータータンクおよびシンクを内蔵。この冷蔵庫および室内のTV/DVD、オーディオなどは、天井に設置されたソーラーパネルから充電されたバッテリーを電源として駆動する。

サファリ旅行気分で冒険旅行

「ミニ カントリーマン オール4 キャンプ」は、画期的な、巨大なルーフボックスのようにも見える、折りたたみ式テントを搭載するのが特徴。

広げれば眺めの良い、2人ぶんのスペースをもつテントがあらわれる。リアには、専用ラックで2台のマウンテンバイクも搭載可能だ。

公表された車両は、サファリ旅行をイメージし、4輪駆動でラフロードを駆け抜けることができる「ミニ カントリーマン ALL4(日本名はミニ クロスオーバー ALL4)」をベースとしているが、このルーフテントそのものは、「ミニ」や「ミニ クラブマン」にも搭載可能だという。

           
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