MUSIC|北欧から届いたニュー・ボサノヴァ・サウンド『ユッカ・エスコラ・オルケスタ・ボッサ』
LOUNGE / MUSIC
2015年1月17日

MUSIC|北欧から届いたニュー・ボサノヴァ・サウンド『ユッカ・エスコラ・オルケスタ・ボッサ』

MUSIC|北欧から届いたニュー・ボサノヴァ・サウンド

トランペッター、ユッカ・エスコラによる『ユッカ・エスコラ・オルケスタ・ボッサ』

ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテットのリーダーで、フィンランド出身のトランペッターのユッカ・エスコラ。5月15日(水)、ボサノヴァにスポットを当てたアルバム『ユッカ・エスコラ・オルケスタ・ボッサ』をリリースする。

Text by YANAKA Tomomi

日本からはDJ須永辰緒が協同プロデューサーに

クラブ・ジャズシーンで活躍するユッカ・エスコラがジャズとブラジル音楽へのオマージュを綴った『ユッカ・エスコラ・オルケスタ・ボッサ』が、フィンランドなど海外よりも約半年早く日本で先行発売される。共同プロデューサーにはユッカ・エスコラの友人でもあり、世界中のジャズ・シーンと深いつながりをもつDJ須永辰緒のほか、おなじくザ・ファイブ・コーナーズ・クインテットのドラマーでもあるテッポ・マネキンが務め、日本とフィンランドの友好の架け橋ともいえる1枚が完成した。

ブラジル音楽と、北欧流の流麗なアレンジが融合した本作では、カバー曲の3曲をのぞいてすべてオリジナルで構成。ほぼインストゥルメンタルなアルバムながら、2曲だけ収録されたボーカル・トラックには日本からchihiRoと日系ブラジル人のケイスィー・コスタが参加。chihiRoはフィンランドのシンガー、ヴィレ・レイノンの『Wien』に日本語歌詞をのせて深遠な表現をみせたほか、ケイスィー・コスタはアントニオ・カルロス・ジョビンによる名作『喧嘩にさようなら』をカバーし、日本盤にボーナストラックとして収録された。

さらにフィンランドのプロトン・ストリングス・カルテットの4弦楽重奏のアレンジもくわわり、アナログテープをとおし音質もこだわりぬいた音楽は、ジャズ・ファンも納得の内容へと成熟。湖の国フィンランドからやってきた清冽で凜とした壮大なスケールのボサノヴァは、洗練された大人の夜に軽やかに寄り添う。

『ユッカ・エスコラ・オルケスタ・ボッサ』
ユッカ・エスコラ
2500円(ZS003)
全10曲(日本盤ボーナストラック1曲収録)
Zounds!
2013年5月15日(水)発売

MUSIC|ユッカ・エスコラ『ユッカ・エスコラ・オルケスタ・ボッサ』 02

01.Bolly Beat
02.And the Days Passed By
03.Tensions
04.Chester-le-Street
05.Martha's Moment
06.From the Hot Afternoon
07.Wien
08.Siam Square
09.Ricky-Tick
10.Brigas Nunca Mais ※日本盤ボーナストラック

           
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