C4 ピカソ公開|Citroen
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2014年12月4日

C4 ピカソ公開|Citroen

Citroen C4 Picasso|シトロエン C4 ピカソ

C4 ピカソ 公開

ジュネーブモーターショーにて、「テクノスペース コンセプト」の名で公開されたシトロエンの次期「C4 ピカソ」。そのプロダクトバージョンの写真と詳細が公開された。フランスでの発売は2013年6月だ。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

コンセプトモデルほぼそのままで登場

日本にも、ストレッチ版が輸入され、好評を得ていたシトロエン「C4 ピカソ」。その次期モデルの詳細がついに公開された。

細いLEDデイタイムランニングライトが、ラジエターグリルのラインの延長線上にあり、ヘッドランプと分離しているフロントや、「DS3」でも採用されている、3Dエフェクトリアライトを備える背面など、外見上は、ジュネーブモーターショーに登場したコンセプトモデル「テクノスペース コンセプト」、ほぼそのままでの市販化といった形だ。

Citroen C4 Picasso|シトロエン C4 ピカソ

Citroen C4 Picasso|シトロエン C4 ピカソ

プラットフォームは、プジョーシトロエンがEMP2(エフィシエント モジュラー プラットフォーム 2)と呼ぶものを採用。ボディサイズは、全長4.43×全幅1.83×全高1.61mと、先代比で、全長が40mm小型化しているが、いっぽう、フロントオーバーハングは70mm切り詰められ、ホイールベースは50mm拡大している。エンジンの搭載位置は40から50mm、フロアは20mmさがり、トレッド幅はフロントで82mm、リアで31mm拡大。

結果、広いフロントガラスやグラスルーフによって、開放的な室内には、より余裕がうまれ、トランク容量は先代比40リットル拡大の537リットルを確保。リアシートを前方に移動すれば630リットルまで広がるという。

また、4輪がボディの四隅に近づき、重心は下がっているため、先代よりも、走行安定性においても優れるものと想像される。

Citroen C4 Picasso|シトロエン C4 ピカソ

重量は、先代比で最大140kgの軽量化を果たした。くわえて、空力的な見直しもあり、もっとも環境性能の高いモデルでは98g/kmのCO2排出量を達成。これは、現在、このクラスのクルマとしては、非常に優秀なレベルにある。これを実現しているのは1,560cc直列4気筒ディーゼルターボの「e-HDi 90 エアドリーム」エンジンを搭載するモデル。その名のとおり、最高出力は90psだ。燃費は3.8ℓ/100km。

ラインナップ中にはプジョーシトロエングループでは初となる、ユーロ6基準に適合したディーゼルエンジンBlueHDiを採用したモデルも存在する。C4 ピカソで採用になるのは、150psの最高出力を誇るユニットで110g/kmのCO2排出量というスペックを誇る。

トランスミッションは、6段マニュアルと、「ETG6(エフィシエント トロニック ギアボックス 6)」と呼ばれる6段クラッチレスマニュアルの2種類でスタート。このうち、ETG6にはクリープ機能を搭載し、効率、乗り心地のよさ、キビキビとした運転感覚、いずれにおいても、従来のこのタイプのギアボックスを上まわっていると、シトロエンは誇る。また2014年の前半には、6段オートマチックも用意される見込みだ。

Citroen C4 Picasso|シトロエン C4 ピカソ

Citroen C4 Picasso|シトロエン C4 ピカソ

そのほか、新型C4 ピカソは、「360ビジョン」とよばれる、車両周辺360度を見渡せるカメラや、アクセルとブレーキの操作だけで、駐車をおこなってくれる「パークアシスト」、危険な状況では自動でフロントのシートベルトを引き締める機能、斜め後方の死角からの車両をしらせる「ブラインドスポットモニタリングシステム」、時速25kmまで、自動で前方の車両を一定の車間距離で追走する「アクティブクルーズコントロール」機能など、現代的な装備も獲得。

ボディカラー8色。ホイールサイズは16、17、18インチが用意される。

延べ250万kmにおよぶロードテストを経て、フランスでの発売は、6月だ。

           
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