BOOK|ふたりの“龍”による伝説の対談が復活『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』

BOOK|ふたりの“龍”による伝説の対談が復活『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』

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BOOK|ふたりの“龍”による伝説の対談が復活

20世紀末と3.11後に語り合った『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』

1980年代に村上龍氏と坂本龍一氏がホストとなり、カルト的な熱狂をもって迎えられた対談、鼎談(ていだん)シリーズの「EV.Café」。あらたに、20世紀末におこなわれたものと、「3.11」「9.11」をはさみ、2012年に再び顔を合わせたふたりが語り合った集大成が、『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』としてスペースシャワーネットワークから刊行された。

Text by YANAKA Tomomi

論客5人によるスリリングな鼎談も収録

村上龍氏と坂本龍一氏というふたりの“龍”がその知性と感性を研ぎ澄まして語り合う伝説の対談が30年ぶりに復活。本書では語りおろしとなる、14年ぶりのふたりの対談「3.11後の東京で語る」をはじめ、かつて20世紀末におこなわれた鼎談がともに収められた。

「EV.Café 1998-1999」では、休刊となった雑誌『エスクァイア日本版』で連載され、ホストの二人が「話したい」と思うゲストを招いた鼎談を収録。思想家で京都造形芸術大学教授の浅田彰氏や、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長の伊藤穣一氏、経済学者の赤尾健一氏、ソニーコンピュータサイエンス研究所社長の北野宏明氏、多彩なウェブコンテンツを手がけ未来検察ブラジル取締役の竹中直純氏という、いまの時代をリードする論客5人が、当時の世相を反映させたスリリングなトークを展開している。

さらに、2001年に村上龍氏が主宰するメールマガジン『JMM』に収録された「EV.Café スペシャルミーティング」では、坂本龍一氏の高校時代の同級生という政治家の塩崎恭久氏が登場した。

ふたりが時を経て語り合った集大成となる『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』。彼らがいまの日本をどのように俯瞰するのか。そして、どのように見ていたのか。そこからあらたな“未来”が見えてくるのではないだろうか。

BOOK|『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe』 02

『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』
著者│ 村上龍、坂本龍一
サイズ|A5判、200ページ
発行│スペースシャワーブックス
価格│1575円
発売中

ABOUT
SAKAMOTO Ryuichi

1952年東京生まれ。東京芸術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、 細野晴臣、高橋幸宏と『YMO』を結成。散解後も、音楽・映画・出版・広告など、メディアを越えて精力的に活動。 83年、み …