ART│ アラム ディキチヤン写真展『OUTLANDS』をシャネル・ネクサス・ホールで開催
LOUNGE / ART
2014年12月8日

ART│ アラム ディキチヤン写真展『OUTLANDS』をシャネル・ネクサス・ホールで開催

ART│ モノクロで撮影されたミニマルかつメランコリックな写真

アラム ディキチヤン写真展『OUTLANDS』をシャネル・ネクサス・ホールで開催

ドイツ・ベルリン出身で現在は東京を拠点に活躍する写真家、アラム ディキチヤンによる写真展『OUTLANDS』が3月29日(金)から4月21日(日)まで、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開かれる。モノクロで撮影された風景や人物などミニマルかつメランコリックな写真が展示される。

Text by YANAKA Tomomi

ディキチヤンが独自に生み出した、想像でしかたどりつけない物語や体験

写真展『OUTLANDS』 02

1974年に西ベルリンで生まれ、幼いころから芸術に造詣が深い家族のもとで育ったアラム ディキチヤン。22歳から本格的に写真を撮りはじめた彼はベルリンを中心に広告や雑誌など、幅広い媒体で活躍。アート性の高い作風が認められ、2004年からは新しい境地を求め、拠点を東京へと移し、これまでに東京やベルリン、香港で個展を開催している。

遠隔地を意味する『OUTLANDS』と題されたこの写真展では、フィルムカメラで撮影した新作で構成。偶然に遭遇した一瞬を捉えたものから、意識的につくり込んだ状況を写したものへと次第に移行していく。それはディキチヤンが独自に生み出した状況や瞬間、想像でしかたどりつけない物語や体験が表現され、夢と現実の間にある世界へと見る者をいざなってゆくのだ。

「深く奥底へと下りていくために、ひとは光の力で浮揚しなければならない」と語るディキチヤン。彼の作品には抽象、具象ともに光と影が使われ、本質を浮かび上がらせてゆく。独自の世界を写真をとおしてひたむきに追求してきた彼自身の表現の旅ともいえる『OUTLANDS』展によって、私たちは懐かしい場所、美しさと胸を刺すような痛みに満ちた場所へと導かれることとなる。

アラム ディキチヤン写真展『OUTLANDS』
日程│3月29日(金)~4月21日(日)
時間│12:00~20:00
会場│シャネル・ネクサス・ホール
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
Tel.03-3779-4001
入場料│無料

           
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