HOKUSETSU|アーティスト高橋理子をクリエイティブディレクターに起用した北雪酒造「141年目の挑戦」
LOUNGE / EAT
2015年4月24日

HOKUSETSU|アーティスト高橋理子をクリエイティブディレクターに起用した北雪酒造「141年目の挑戦」

HOKUSETSU|北雪酒造
アーティスト高橋理子をクリエイティブディレクターに起用!

新潟県佐渡の北雪酒造「141年目の挑戦」とは

日本酒の力で、“世界の注目を佐渡に集める”あたらしい地方再生・六次産業に挑戦──創業141年目を迎える新潟県佐渡市の酒造メーカー北雪酒造は、佐渡で生まれた日本酒を通じて佐渡エリアを世界へと発信するため、アーティスト高橋理子をクリエイティブディレクターに迎えて、「141年目の挑戦」をスタートさせる。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

プロジェクト第一弾は、あたらしい「北雪」シンボルマークを発表

美食家たちをうならせる和食レストラン「NOBU」の日本酒を一手に引き受ける佐渡の酒蔵、北雪酒造。代表銘柄は「大吟醸YK35」で、これまで「IWC(インターナショナルワインチャレンジ)」など国内外のさまざまなコンテストでも多数の受賞を誇る。朱鷺(トキ)の生息地として知られる佐渡で作られる「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」を使った米づくりから酒造りのすべての工程を佐渡島内でおこなう地産の安全安心な酒造りにも取り組んでいる。

今回の141年目の挑戦について、北雪酒造5代目代表取締役の羽豆史郎氏は、「北雪はこの140年間、佐渡の自然に育まれたうまい酒づくりに真摯に取り組んできました。私は和食レストラン『NOBU』との出合いから、北雪の酒をもって世界中を飛び回り、酒を喜んでくれる海外の方々の表情を見ながら、改めてこの北雪の味を生んでくれた佐渡を誇りに感じています。朱鷺がいるこの豊かな自然、うまい食材の数々。世界中の人たちに自信をもって来てもらえるこの佐渡を、北雪をきっかけに世界へと広め、ローカルとグローバルを結ぶ。このような思いから、141年目の挑戦として北雪の酒だけでなく、この佐渡に行きたいと思ってもらえるような取り組みをおこないます」と意気込みを語る。

北雪|高橋理子 02

北雪|高橋理子 03

また、クリエイティブディレクターに起用された高橋理子さんは、「はじめて北雪の酒を口にしたとき、酒造りを通して、その土地の魅力や価値までも世界に広げていきたいという羽豆社長の思いが、味にあらわれていると感じました。口に入れるものである以上、安心、安全、おいしいことは大前提。その日本酒をさらに進化させ、世界を視野に、その酒とそれが生まれる佐渡の価値を伝えていくための挑戦。羽豆社長のみならず、杜氏をはじめとした蔵の皆さんとともに、心を通わせながら、100年後を見据えてじっくりと歩を進めてまいります」とコメント。

北雪|高橋理子 08

プロジェクト第一弾は、3月16日・17日に新潟市で開催された「新潟淡麗にいがた酒の陣2013」の北雪ブースで、北雪のあたらしいシンボルマークが発表された。

このシンボルマークは、141年目を迎えた北雪が、さらにここから100年後を目指すために、現代らしさを強く打ち出すというよりも、時代を感じさせず、いつの時代にもなじむものを目指し、北雪が誕生した当初から使用されていたシンボルマークに敬意を払い、髭文字で書かれた北雪と、雪紋を刷新する形でデザイン。正円の連なりにより描き出された雪紋の三重線は、日本酒の材料である、米・水・麹を意味し、雪紋の中には、必要な文字情報を入れ込み、このシンボルマークひとつで、北雪のすべてを語れるものとしている。

今後は、5月に2014年度新酒の仕込みに向けて、契約農家との田植えをスタートさせ、7月には酒造りにあらたなシステムを導入。今秋には、すべての北雪ブランドのビジュアルイメージを刷新するほか、米作りへの本格参入にも取り組むという。

北雪|高橋理子 04

北雪酒造
新潟県佐渡市徳和2377番地2
Tel. 0259-87-3105
http://sake-hokusetsu.com/

TAKAHASHI HIROKO
http://www.takahashihiroko.com/

           
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