メディコム・トイがなかったらDesignerConも生まれていないかもしれません|MEDICOM TOY

MEDICOM TOY|メディコム・トイがなかったらDesignerConも生まれていないかもしれません

MEDICOM TOY|メディコム・トイ

MEDICOM TOY|メディコム・トイ

DesignerCon主催者のベン氏に聞く

2018年11月16(金)〜18日(日)、アメリカのカリフォルニア州アナハイムにて開催される「DesignerCon」について、主催者のベン氏にメールインタビューを行なった。

Text by SHINNO Kunihiko

DesignerConとは、いったい何か?

――DesignerConはどういう経緯で発足したのでしょうか?

Ben 2005年にカリフォルニア州パサデナにある小さなショーとして始まりました。

当時、私は3DRetroというアートトイのお店をネット通販のみで営業していたんですが、アートトイのコレクターを集められると同時に、もっと商品を売りたい私のようなショップオーナーを助けるイベントがあったらいいなと思って自分でやることにしました。

初めてのショーはコンベンションセンターの小さい会議室で開催し、地元でコレクティブソフビフィギュアを販売する10人しか参加してくれませんでした。お客様も100人ぐらいでしたが、それでも私にとっては大成功でした。みんなとても楽しかったですから。

第1回Dconの資料画像。最初は小さな手作りイベントだった。

――今回で13回目を迎えますが、転機になったのはいつ頃ですか?

Ben 一番大きな転機を感じたのは3年前でした。徐々に成長はしていましたが、その年はベンダー向けのスペースが早々に売り切れ、キャンセル待ちの申し込みの順番を待っている会社がたくさんあったことに初めて気付きました。

それからは年々規模も大きくなり、今の広い会場でもいくつもの会社を待たせている状態となっています。

――ファン、アーティスト、ベンダーが楽しめるショーに成長した理由は何でしょう?

Ben DesignerConは、コミュニティを中心に人と繋がることを一番重要に考えている素晴らしいイベントです。アーティストとファンが一堂に会し、気軽に話かけることができます。

このショーではフリーランスの仕事の求人、インディペンデントアーティストを探している大手会社も集まっています。誰にとっても色々な機会が提供できる場所となっているので、みんなが楽しめて、ワクワクできるショーになっていると思います。

アートトイの登場とアメリカの玩具市場の現状

――玩具にまつわる個人的な思い出についてお聞かせください。

Ben 物心がついた頃から、ずっと玩具が大好きでした。お気に入りの映画や漫画キャラクターが玩具として自分の机の上に座っているだけで楽しい気分になります。

その中でも「アートトイ」との初めての出会いは、今でも覚えています。アートトイは一般的な玩具店で販売される普通の玩具ではありません。形や色がひとつひとつ異なっており、映画や漫画だけではなくアーティスト本人、そして独自のアートとして新しく表現しています。アートトイを収集し始めた時、これはとても特別な玩具だと思いました。

――MEDICOM TOYの存在を知ったきっかけはなんだったんでしょう?

Ben 海外玩具を専門とする小さな玩具店でBE@RBRICKに初めて出合いました。 私の最初の「アートトイ」です。

アーティストのキャンバスをBE@RBRICKによって三次元に変換する発想はとても素晴らしいと思いました。私にとってアートピースと同じくらい貴重であり、もっとカッコいいものです。

そこから私はBE@RBRICKをデザインしているアーティスト自身についても興味を抱き、個人的なコレクションとしてアートトイも収集し始めました。MEDICOM TOYが作り出したコレクティブアート作品は大好きです。お気に入りの作品はたくさんありますが、自分のコレクションの中でひとつ選ぶなら「4ft Black Dissected Kaws Companion」です。

――ここ数年のアメリカにおける玩具市場について、感想をお聞かせください。

Ben 販売業態の変化については語りにくいですが、大規模な小売玩具店が時代遅れになっていることは確実です。より多くのお客様がAmazonのオンラインショッピング、もしくはTargetやWalmartのような “ビッグボックス”の小売店から玩具を手に入れています。

一般的な消費者市場は価格競争が激化し、大型玩具店の閉鎖で選択も少なくなる一方、 コレクター向けの玩具市場、特に日本、香港、シンガポールなどで少量生産されている玩具はアメリカでは手に入りにくいので、年々需要が高まっています。

昨年開催されたDconの様子。はじめた頃とは異なり、大掛かりなイベントになっている。

――日本を含むアジア圏のトイ・カルチャーについては、どうお考えですか?

Ben アメリカとはかなり違うと思います。 まず、アジアや日本では小売店は非常に人気があります。

インターネットでも手に入るにも関わらず玩具を買うならお店に行くという人が多く、日本のコレクターは玩具に対してとても良いセンスを持っているなと感じます。それは本当に良いアイテムかどうかをよく知っているからです。

アメリカでは多くの人が玩具収集に価値を見出していないですし、コレクティブ・トイの存在も知らないんです。

MEDICOM TOYが、2018年のオフィシャルパートナーに決定!

――今年、MEDICOM TOYをオフィシャルパートナーに選んだ理由をお聞かせください。

Ben かねてからDesignerConへの参加を熱望していました。なぜならMEDICOM TOYこそが「アート・コレクターズ トイ」業界の主役だと思っているからです。世界中の優れたアーティストとコラボして限定版のフィギュアやソフビを作る最初の会社であり、トイをさまざまなカルチャーが交差する「プラットフォーム」にしたのはMEDICOM TOYでした。

DesignerConを筆頭に現在のアートトイ業界はMEDICOM TOYの発想のもとに存在していますし、MEDICOM TOYがなかったらDesignerConも生まれていないかもしれません。 MEDICOM TOYがDesignerConを通じて、コレクターのコミュニティに密接に関わることは私の夢でした。 今年オフィシャルパートナーとして参加してくれたことを非常に喜んでいます。

――オフィシャルパートナーとは具体的にどういうことを予定しているのでしょう?

Ben ひとつはDesignerConにて新作のイベント限定商品を販売します。 多くのアメリカのお客様にとって、初めてMEDICOM TOY製品を直接購入することができる機会となります。

さらにMEDICOM TOYがコラボレーションしている多くの日本人アーティストも来場されます。自分のようなコレクターにとって、MEDICOM TOYがオフィシャルパートナーになることは非常に特別なことです。当日は素晴らしい新作、限定品が登場する予定ですし、世界中からたくさんのファンがアーティストに会うためにご来場されます。

――最後に。今後DesignerConを世界に広げる意向はありますか? 日本でも開催していただけたら嬉しいです。

Ben もちろんDesignerConを成長させて、世界に広げていきたいという意向はずっとあります。より多くの人にアートトイというジャンルの玩具を知ってもらい、好きになってコレクトしてもらいたいです。