NEWS|授業料などを全額サポート|ザ・ペニンシュラ東京
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2014年12月9日

NEWS|授業料などを全額サポート|ザ・ペニンシュラ東京

The Peninsula Tokyo|ザ・ペニンシュラ東京

NEWS|2年間の専門学校の授業料などを全額サポート

ホテルが選んだ奨学生

ザ・ペニンシュラ東京が、東日本大震災の被災地の学生を支援するための「ザ・ペニンシュラ東京 東日本大震災復興支援ホテリエ奨学金制度」を発足。第一期の奨学生が福島県いわき市出身の熊谷瑞希さんに決定した。熊谷さんは専門学校での学費や寮費などが給付され、さらに卒業後は正社員としてザ・ペニンシュラ東京で働く機会が与えられるという。

Text by YANAKA Tomomi

「立派なホテリエになって皆さんに恩返ししたい」

「ザ・ペニンシュラ東京 東日本大震災復興支援ホテリエ奨学金制度」は、日本のラグジュアリーホテルでは初となる学費全額給付奨学金制度で、将来ホスピタリティ業界で活躍する人材育成を目的に、これまで多くのホテリエを輩出している日本外国語専門学校での2年間の授業料、施設費、教材費、学生寮費など、約580万円を奨学金として給付するというもの。熊谷さんは、在学中はアルバイトとして、卒業後は正社員として、ザ・ペニンシュラ東京で働く機会が与えられる。

選考は、福島県や宮城県、岩手県など被災地である東北6県の居住者で日本外国語専門学校の合格者を対象に、「ホスピタリティ業界で働きたい理由」と題したエッセーで選考。さらに、マルコム・トンプソン総支配人らで組織する奨学金委員会のメンバーによる面接もおこなわれ、「熊谷さんの熱意ある行動やふるまい、そして何より素敵な笑顔が印象的で光るものがあった」という理由で決定した。

The Peninsula Tokyo 02

The Peninsula Tokyo 03

「被災し、どうしていいかわからないときにたくさんの方々に助けていただきました。今後は私が立派なホテリエとなって皆さんに恩返ししたいです」と意欲を語る熊谷さん。震災から2年。ザ・ペニンシュラ東京のサポートは、“ホテリエの卵”の未来を切り開く大きな力となることだろう。

           
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