アルファ ロメオ ジュネーブショー2013の出展概要を発表|Alfa Romeo
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月5日

アルファ ロメオ ジュネーブショー2013の出展概要を発表|Alfa Romeo

Alfa Romeo 4C|アルファ ロメオ 4C

4Cのインテリアも初公開

アルファ ロメオ ジュネーブショー2013の出展概要を発表

アルファ ロメオは、3月に開催されるジュネーブ国際モーターショーの出展概要を発表。また、先立って披露された2人乗りのミッドシップ スポーツ「4C」にかんする追加情報も公開された。

Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)

コンパクトスーパースポーツというあらたな潮流

2011年のジュネーブショーでその姿をはじめて披露したアルファ ロメオ「4Cコンセプト」が、ついにプロダクションモデルとなって、ワールドプレミアを迎える。先日お伝えした通り、全長は4m以下、全幅2,000mm、全高1,180mmでホイールベースは2,400mm以下というコンパクトなボディに、1,750cc直列4気筒ターボをミドに搭載した、2人乗りのコンパクトスーパースポーツだ。

前回の発表では、エクステリアの写真3点のみが公開されていたが、今回はジュネーブショー2013の出展概要の発表にあわせてエンジンのスペックに関する情報とインテリアの写真があらたに公開された。

まずエンジンについてだが、既報の通り、そのベースとなるのは「ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ」で使用されている4気筒1,750ccのガソリンエンジン。スポーツカーとしての魅力をさらに向上するように最適化された専用の吸排気システムを装備し、筒内直接噴射、吸排気無段階可変バルブタイミング機構、ターボチャージャー、ターボラグを除去する画期的なスカベンジングコントロールシステムなど、4C専用に改良が施された。

その結果、生み出されるパワーは「ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ」の最高出力235psを上回る240psを発揮。パワーウェイトレシオは4kg/ps未満だ。車両重量は正式に公表されなかったが、1,000kgアンダーになることはまちがいないだろう。

Alfa Romeo 4C|アルファ ロメオ 4C

Alfa Romeo 4C|アルファ ロメオ 4C

いっぽう、インテリアにかんしてだが、コンセプトモデルとは大きくことなり、プロダクションモデルというだけにきわめて現実的なデザインとなった。それでも、サイドシルやセンターコンソールなどにはカーボンファイバーを大胆にあしらい、ドアパネルとダッシュボードには、“アスファルト”ルックな処理がほどこされたほか、ドア内側のハンドルはレーシングカーを彷彿とさせるデザインを採用。またインパネの表示はデジタル式となり、ステアリングにはパドルシフトが装備。ペダルはもちろんアルミ製だ。このあたりの演出は、さすがはアルファロメオといったところ。

さて、今回のジュネーブ国際モーターショー開催に際し、アルファ ロメオはこの「4C」以外にも2台のモデルを出展する。「ミト SBK」は、スーパーバイク世界選手権のオフィシャルセーフティカーとして「ミト」が採用されたことを記念し限定販売される特別仕様車。そしてもう一台、「ジュリエッタ ヴェローチェ」は、チタン風フィニッシュのサイドミラーやタービンを模したデザインの17インチなどがおごられた、ジュリエッタにあらたに設定されるスポーティバージョンだ。

           
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