レンジローバーに3リッターV6新エンジンモデル登場| Range Rover

レンジローバーに3リッターV6新エンジンモデル登場| Range Rover

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3リッターV型6気筒エンジン搭載車が登場

ジュネーブモーターショー公開され、話題をさらった、フェラーリのフラッグシップスーパーカー「ラ・フェラーリ」がジャパンプレミアを果たした。

Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)

走行性能と環境性能を両立させた新V6エンジン

ランドローバーが展開するプレミアムSUVブランドの旗艦「レンジローバー」。これまでガソリンエンジンでは、5リッターV型8気筒のNA(自然吸気)エンジンと、おなじく5リッターV型8気筒のスーパーチャージャーエンジンを搭載エンジンとしてラインナップしてきたが、今回あらたに3リッターのV型6気筒スーパーチャージドエンジンがラインナップにくわわる。これにより搭載されるガソリンエンジンのバリエーションは3種類になった。

この3リッターV型6気筒エンジンは、オールアルミニウム製で、クロスねじピッチを採用するクロスボルトでメインのベアリングキャップを固定。これにより軽量なエンジンブロックの剛性を上げることに成功している。

当初から最大傾斜45度、最大渡河水深900mm、最大総けん引重量3,500kgという過酷な状況下でのオフロード使用を念頭に設計、開発されてきたため、水没時も正常運転をつづけられるよう、ベルト類はすべて防水加工されているとのことだ。また、燃料の直噴装置や可変バルブタイミングシステムといった技術はV8エンジン同様に採用する。

当然、新型レンジローバーに搭載されるエンジンのなかでは最小排気量のガソリンエンジンということになるが、最高出力340ps/6,500rpm、最大トルク450Nm/3,500-5,000rpmという、5リッターV8エンジンの最高出力375ps/6,500rpm、最大トルク510Nm/3,500rpmとくらべても遜色ない、堂々としたスペックをもつ。

組みあわされるトランスミッションはZF製の8段オートマチックトランスミッションで、0-100km/h加速も、V8エンジン搭載モデルの6.8秒にたいし、7.4秒で完遂するなど高い動力性能をもっていることがうかがえる。

CO2排出量は254g/kmという数値を記録。V8NAエンジンにたいして15パーセントの削減。V8スーパーチャージドエンジンにたいしては21パーセントもの削減を達成している。

小さな排気量で大きな出力特性を得ている技術は、もともとV型8気筒エンジンでつちかわれた技術の応用であり、水冷式インタークーラーを擁するルーツ式スーパーチャージャーは、今回このエンジンで新採用となったボッシュ製のエンジンマネジメントシステムでブースト圧を電子制御し、最大20パーセントもの効率改善を達成している。また、エンジン前後でバランサーウエイトが逆方向に回転するという新システムを開発しV8エンジンに匹敵するスムーズさを手にいれたのだという。

このエンジンを搭載したレンジローバーは、世界中の主要市場での受注を開始しており、早ければ納車は2013年の第3四半期からはじまるとのことなので、日本にも導入される可能性はたかいとみていいだろう。

spec

LR-V6 3リッター スーパーチャージド・ガソリンエンジン
エンジン|2,995cc V型6気筒 直噴スーパーチャージド
ボア×ストローク|84.5×89.0 mm
圧縮比|10.5:1
最高出力|340ps/6,500 rpm
最大トルク|450Nm|3,500-5,000rpm
0-100km/h加速|7.4秒
最高速度|210km/h