21年ぶりのマニュアル

2012年はオープンカー国内販売台数ナンバー1を達成したというメルセデス・ベンツ「SLKクラス」に、500万円を切る価格で「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」と「SLK 200 BlueEFFICIENCY Trend」という、2つのモデルが追加された。

まずは「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」。これは、じつに21年ぶりに日本市場に正式導入された、メルセデス・ベンツのマニュアルトランスミッションモデルだ。導入の理由をメルセデス・ベンツ日本は、コンパクトでスポーティ、かつ、リトラクタブルハードトップの採用でオープンカーでありながら、瞬時にクーペにもなる、快適なSLKクラスこそが、操るたのしみが大きく、趣味性の高い、マニュアルトランスミッションモデルを導入するにあたって最適の車種。このモデルをもってクルマ回帰を促したいと説明した。

この「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」は右ハンドル仕様で、軽快なシフトチェンジを実現するショートストロークシフトを採用。また、坂道発進をサポートするヒルスタートアシスト機能もつく。ギアをニュートラルにいれてクラッチを切るとエンジンが止まる、アイドリングストップ機能も採用している。

SLK 200 BlueEFFICIENCY MT

SLK 200 BlueEFFICIENCY Trend

エンジンは1.8リッター直噴ターボエンジン。135kW（184ps）の最高出力を5,250rpmで、270Nm（27.5kgm）の最大 トルクは1,800-4,600rpmで発生する。また、静粛性の高いエンジンながら、サウンドジェネレーターを搭載しており、アクセルの開閉はもちろん、エンジン回転数もドライバーがコントロールできるマニュアルのオープンカーとあれば、エンジンサウンドをより楽しむドライブにも向く。

装備としては、HDDナビつきCOMANDシステム、6エアバック、マルチファンクションステアリング、クルーズコントロール、17インチ5スポークアルミホイールなどを採用している。

価格は493万円。オプションパッケージに本革シート、シートヒーター、首元に温風を送る「エアスカーフ」、後方からの風の巻き込みをブロックする「エアガイド」、アルミニウムロールバーなどが追加される「レザーパッケージ」（28万円）と、レザーパッケージとの同時設定となる、18インチのAMG5スポークホイール、スポーツサスペンション、AMGスタイリングの内外装がほどこされる「AMGスポーツパッケージ（35万円）」が用意される。

いっぽう「SLK200 BlueEFFICIENCY Trend」は、エンジンは上述の「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」とおなじだが、トランスミッションは7段オートマチック。昨年4月に発売した特別仕様車「SLK 200 BlueEFFICIENCY 1st Anniversary Edition」を、正式モデル化したものだ。

専用のトランクリッドスポイラーリップや17インチ10スポークホイールを採用。価格は498万円。オプションパッケージに、「レザーパッケージ」（28万円）が設定される。

Mercedes-Benz SLK 200 BlueEFFICIENCY MT｜
メルセデス・ベンツ SLK 200 ブルーエフィシェンシー MT
Mercedes-Benz SLK 200 BlueEFFICIENCY Trend｜
メルセデス・ベンツ SLK 200 ブルーエフィシェンシー トレンド

ボディサイズ｜全長4,145×全幅1,845×全高1,305mm
ホイールベース｜2,430 mm
トレッド 前/後｜1,550 / 1,570 mm
重量｜
（MT） 1,430 kg
（Trend）　1,460 kg
エンジン｜1,795cc 直列4気筒 直噴DOHC ターボ
最高出力｜ 135kW（184ps）/ 5,250 rpm
最大トルク｜270Nm（27.5kgm）/ 1,800-4,600 rpm
トランスミッション｜
（MT）　6段マニュアル
（Trend）　7段オートマチック
駆動方式｜FR
タイヤ 前/後｜225/45R17 / 245/40R17
燃費（JC08モード）｜
（MT）　未定
（Trend）　14.0km/ℓ
価格｜
（MT）　493万円
（Trend)　498万円