パリモーターショー2018 コンセプトカー編

パリモーターショー2018 コンセプトカー編

Peugeot e-Legend Concept

CAR FEATURES

パリモーターショー2018 コンセプトカー編

電気自動車ア・ラ・フランセーズ(2)

シャンソンのDJリミックス?

4輪メーカーが占めた3パビリオンのうちフランス系ブランドは、例年通りパビリオン1に陣取った。

プジョーが公開した「eレジェンド・コンセプト」は、フルEV、カスタマイズ、コネクテッド、さらに自動運転というトレンディ要素をすべて押さえている。だがそのモチーフとなっているのは、かつてピニンファリーナの手によってデザインされた504クーペ(1969-1983)である。

室内に目を向けても、ベルベット✕伝統的な木というトラディショナルなマテリアルによって支配されている。プジョーの説明によれば、それらはデジタル化の喧騒から乗員を和らげるためという。

そうした過度なデジタライズに反旗を翻しながらサウンドデバイスは備わっていて、フランスのハイクオリティオーディオメーカー「フォーカル」がチョイスされている。

Peugeot e-Legend Concept

Peugeot e-Legend Concept

EVのアーリーアダプターとなる富裕な人々は、クルマのヒストリーやブランドのレガシーに関するリテラシーがある人々だろう。

同時に筆者がこの「eレジェンド・コンセプト」を見て想起したのは、2013年東京モーターショーで日産が展示した「IDxフリーフロー」だった。伝説の510型ブルーバードにインスピレーションを得た海外デザイン拠点の若手デザイナーたちの作品だった。

それを考えると、オリジナルの時代を知らぬ世代にも、こうしたレトロはそれなりに訴求力があることは考えられる。古いシャンソンが突如DJリミックスとして復活するように。