CAR IMPRESSION
Mercedes-Benz C Class|メルセデス・ベンツ C クラス
マイナーチェンジしたメルセデス・ベンツCクラスに試乗(2)
ランフラットタイヤを廃止
高級感といえば、前期型が採用していたランフラットタイヤは今回からほぼ全てのモデルで廃止。エアボリュームが感じられるノーマルタイヤに変更されたことにより、轍や荒れた路面を通過する際の快適性がアップしたことが、ステアリングや座面を通して伝わってくる。メルセデス・ベンツ日本では、道路環境が良くサービス拠点の多い日本ではパンクの心配が少なく、ユーザーからの要望もあって、と説明しており、これはこれで良い決断だったのではと考える。
そのほか改良点を探すと、試乗車のヘッドライトは、上位の「Sクラス」や「Eクラス」同様の「マルチビームLEDヘッドライト」となり、テールライトユニットは「C」の文字をモチーフにしたライトデザインを採用していた。フロントグリルは「ダイヤモンドグリル」となり、ワイド感を強調するエアインテークとその左右のエアカーテンなどで、アピアランスはさらに強化された印象だ。インテリアも、よりワイドになったダッシュボード上部の10.25インチワイドディプレイとCクラス専用12.3インチコックピットディスプレー、Sクラスと同じデザインの最新世代ステアリングホイールでブラッシュアップされている。
C 200 アバンギャルドセダンの価格は552万円。レーダー セーフティ パッケージ、AMGライン、レザー エクスクルーシブ パッケージ、スペシャル メタリック ペイントなどを含んだダイヤモンドホワイトの試乗車の合計価格は706万7,120円となっていた。