「パサート ヴァリアントTDI」に試乗|Volkswagen

「パサート ヴァリアントTDI」に試乗|Volkswagen

CAR IMPRESSION

Volkswagen Passat Variant TDI|フォルクスワーゲン パサート ヴァリアントTDI

最新型クリーンディーゼルエンジンを搭載した

「パサート ヴァリアントTDI」に試乗

フォルクスワーゲンの最新型クリーンディーゼルエンジンを搭載した「パサート ヴァリアントTDI ハイライン」に試乗。20年ぶりに日本で走り始めたフォルクスワーゲン製ディーゼルエンジンのフィーリングとともに、その乗り味を確かめてみた。

Photographs & Text by HARA Akira

最高出力190ps、最大トルク400Nmの2リッター4気筒TDIエンジン

TSI(ガソリン)、GTE(プラグインハイブリッド)に続いて2018年2月に追加導入された2.0リッター4気筒ターボディーゼルエンジン「TDI」は、2年半前にディーゼルゲートで不正問題を起こした先代とは異なり、最新ディーゼル技術と排ガス浄化システムを搭載した、新世代モジュラーディーゼルシステムMDBの基幹ユニット「EA288型」だ。

ディーゼルの課題である排出ガス中の粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)に対し、超高圧で軽油を直接噴射するコモンレール式燃料噴射システム、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)、排出ガスに尿素水溶液「AdBlue(アドブルー)」を噴射するSCR(選択触媒還元)システム、排出ガスを再びエンジンに還流させる低圧/高圧2系統のEGR(排気再循環)システムなどの対策をフル搭載し、世界的にも厳しい欧州のユーロ6と日本のポスト新長期排ガス規制に適合したものだ。

フォルクスワーゲンでは、このタイミングでディーゼルモデルを日本市場に投入する理由として、前年度の輸入車の総販売台数が30万台超えと好調で、その内クリーンディーゼルエンジン搭載車は2割を占める(他メーカーを含めると約60モデルにもなる)までに成長。ディーゼルの経済性と力強い走りを求めるユーザーが増加するとともに、内燃機関が将来にわたってさらに進化する可能性があること、などを挙げている。

試乗会のベースとなったのは山梨市郊外の丘の上に建つ「フラワーパーク富士屋ホテル」で、周辺には見わたす限りのぶどう畑の間を縫うような適度なワインディングと中央高速があり、新型ディーゼルエンジン搭載モデルをテストするには絶好のシチュエーションなのだ。