ルノーメガーヌ エステート GTライン に試乗|Renault

ルノーメガーヌ エステート GTライン に試乗|Renault

CAR IMPRESSIONS

Renault Megane Estate GT Line|ルノー メガーヌ エステートGTライン

メガーヌ エステート GTラインに試乗(2)

新技術を派手に宣伝しない

では、先日マイナーチェンジがおこなわれたばかりの3代目メガーヌの場合はどうなのか?

プラットフォームは前述のとおり一応Cプラットフォームをつかったことになっている。けれども、オリジナルのCプラットフォームを用いているのはフロントバルクヘッド付近のごく一部で、それ以外の大半は専用設計されたようだ。

しかも、サイズにあわせてささっと作り直しただけのものとは、ワケがちがう。

フロントのサブフレームとサイドメンバーのあいだは、驚くべきことに減衰力を発生させるダンパーで結ばれているのだ。もっとも、これは4つある結合部のうちのふたつだけで、残る2ヵ所はオイル封入のゴムブッシュを介して固定されているが、それにしても、サブフレームとボディの結合にダンパーをもちいている例は寡聞にして聞いたことがない。

唯一、ボディの補強材にダンパーを用いている例としては、ヤマハ発動機が製造している「パフォーマンスダンパー」が知られている。

これはボディに発生する微振動を吸収する効果があるものだが、自分のクルマに装着すると、10メートル走っただけでちがいに気づくほど劇的な効果があるという。

けれども、ルノーが面白いのは、そうした新技術を派手に宣伝しない点にある。

Renault Megane Estate GT Line|ルノー メガーヌ エステートGTライン

じつは、前述のダンパーにしても、プレスリリースにはさらっと触れられている程度で、それがダンパーであるとも書いてなければ、世界初の新技術とも謳っていない。よくよく注意して読まなければ、その意味に気づくものはいないくらい、扱いは小さいのだ。

正直、私もこのダンパーの“ある/なし”を試したわけではないので、その効果のほどを評価することはできない。けれども、これだけは声を大にしていえる。新型ルノー「メガーヌ エステート GTライン」の足まわりは、このクラスでは比べるものがないほど完成度が高い。特に、そのロードホールディング性は、メガーヌよりはるかに高額なモデルを凌駕するほどだと断言できる。