新型メルセデス・ベンツ Aクラスに試乗|Mercedes-Benz

新型メルセデス・ベンツ Aクラスに試乗|Mercedes-Benz

CAR IMPRESSION

Mercedes-Benz A Class|メルセデス・ベンツ Aクラス

新型メルセデス・ベンツAクラスに試乗 (2)

Cクラスを思わせるハンドリングに感心した

開発者の言葉にウソはないと感じたのは、路上に走り出した瞬間だ。A 200は低回転域から力があり、加速していっても息つぎ感がない。乗り心地もよく、多少路面が悪かろうが、凹凸は丁寧に吸収。高速では安定した走りで快適である。かつ、気持ちがいい。

なにより感心したのは、ステアリングフィールを含めたハンドリングだ。これまでのメルセデス・ベンツの前輪駆動モデルとは明らかに一線を画したような上質感を持つ。ステアリングホイールを切り込んだときの独特の重さと、切り込み量に対する車両の反応の仕方が、Cクラスのような後輪駆動モデルを思わせる。

メルセデス・ベンツ車が伝統的にすごいのは、ドライバーと対話するような、独特のステアリングフィールにあると僕は思っている。レスポンスが悪いわけではないが、かといってスポーツカーのように分かりやすい速さだけを追いかけるのではない。ステアリングスピードの設定と、サスペンションを含めたシャシーの反応速度の設定に妙がある。ロールの仕方を含めてカーブを曲がるときの動きに重厚感のようなものを感じる。

新型Aクラスは、そんなメルセデス・ベンツを愛してきた人をも感心させる操縦感覚なのだ。

Die neue A-Klasse Kroatien 2018 // The New A-Class Croatia 2018
Die neue A-Klasse Kroatien 2018 // The New A-Class Croatia 2018

A250の2リッターエンジンは、165kW(224ps)/5,500rpmの最高出力と350Nm/1,800rpmの最大トルクを発生する。試乗したのはAMGラインといい扁平率40パーセントの19インチ径Pゼロタイヤ装着モデルだ。深めのエアダムが目をひく仕様である。

こちらの第一印象は、パワフル。そして乗り心地は硬め。全長4.4メートルと比較的コンパクトなボディに、350Nmもの大トルクである。アクセルペダルの踏み込みに対する反応は速い。1,500rpm程度でたっぷり力が湧き上がってくる。そこからトルクは切れ目なくクルマをぐんぐんと引っ張っていく。

どちらのクルマにもダイナミックセレクトというドライブモードセレクターがついているので、コンフォートやエコやスポーツを選択できる。スポーツは(メルセデス車の常として)気持ちがいい。A250はどちらかというと重めの操舵力だし、硬めの足回りだし、スポーツモードだとより本質的な魅力が楽しめるだろう。

シートのホールド性もよく、「Sクラスゆずり」とメルセデス・ベンツが説明するタービン型の大径エアベントを持つ空調システムなど、快適性も高い。ホイールベースは現行型より30mm伸びて2,729mmと長い。全長は4,419mm(プラス120mm)、全幅は1,796mm(同16mm)、全高は1,440mm(同6mm)だ。