マクラーレン、ロングテールの第4段「600LT」発表|MacLaren

マクラーレン、ロングテールの第4段「600LT」発表|MacLaren

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MacLaren 600LT|マクラーレン600LT

マクラーレン、ロングテールの第4段「600LT」発表|MacLaren

マクラーレンは6月28日、同社のスポーツシリーズ「570Sクーペ」をベースにしたサーキット指向の高性能バージョン「600LT」を発表した。

Text by HARA Akira

600ps、96kgの軽量化、ロングテールと上方排気

「600LTは、過去20年の歴史の中で4番目に当たる『ロングテール』の名が冠されたマクラーレンです。源流となった『F1GTRロングテール』は最もピュアなレースカーの一つでした。ロングテールの代名詞であるエアロダイナミクスの最適化やパワーの増大、軽量化、サーキット指向のダイナミクス、ドライバーとマシンの一体感の向上へのこだわりを世に示したいと思っています」と語るのは、マクラーレン オートモーティブ最高経営責任者のマイク・フルーウィット氏だ。

600LTが搭載する3.8リッターV8ツインターボエンジンは、冷却システムの改良と、あのマクラーレン「セナ」のものよりさらに短く、より背圧を軽減した後部上方排気システムにより、570Sより最高出力/最大トルクが30PS/20Nmアップの600ps/620Nmを発生。

中心課題であった軽量化対策では、570S比で96kg削減を目標として設定。カーボンファイバー製モノコックシャーシーの採用をはじめ、マクラーレン スペシャル オペレーションズ(MSO)が用意するカーボンファイバー製の超軽量シート(セナのために開発した)、ルーフとカントレイル(梁)、通気口付きフロントフェンダーなど、全体の部品で23パーセント以上を変更。これにより、目標値通りの乾燥重量1,247kgを達成している。

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エクステリアでは、拡張したフロントスプリッター、延長したリアディフューザー、固定式リアウィングなど74mm延長したシルエットを持ち(このためLT=ロングテールと呼ばれる)、さらに特徴的なリアの上方排気のエキゾーストパイプが目を引く。

足回りには、第2世代マクラーレン スーパーシリーズと同様の鍛造アルミニウム製ダブルウィッシュボーンサスペンションや軽量ブレーキシステム、サーキット専用に開発したピレリ製タイヤを採用。ドライバー背後から伝わるエキゾーストの轟音とともに、ドライバーとマシンの一体感が最大限に高められるという。

600LTの注文は同日から開始しており、今年10月から約1年間の限定生産となる。英国サリー州のマクラーレン プロダクション センターで1台1台を手作業で製造するが、実車はそれに先立ち7月12日の2018ウッドウッドフェスティバル オブ スピードでお披露目される予定だ。