新型メルセデス・ベンツGクラスに試乗|Mercedes-Benz

新型メルセデス・ベンツGクラスに試乗|Mercedes-Benz

CAR IMPRESSION

Mercedes-Benz G class|メルセデス・ベンツGクラス

最強のクロスカントリー型4WD (2)

まるで快適なセダンを操縦しているような感じ

なにより新しい点は、走り出すとすぐに分かる。乗り心地とハンドリングである。しなやかで、従来のようにシャシーとボディが別々に動く独特の感じはなくなった。

びしっとしていて一体感がある。ステアリングへの反応もよい上、操舵したときのボディの動きも乗用車的に制御がきいている。

僕は最初、メルセデスAMGのG63で南仏の田舎道と国道を走り、その後メルセデス・ベンツG500に乗ったが、大掴みな印象は同じだ。

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まるで快適なセダンを操縦しているような感じすらある。2車とも4リッターV型8気筒エンジン搭載。それに9段オートマチック変速機の組み合わせだ。

G500が310kW(422ps)の最高出力と610Nmの最大トルクであるのに対して、G63は430kW(585ps)と850Nm。変速機もAMG独自の制御が設けられている。G63はスポーティなセダンのようだ。

アクセルペダルの踏力は軽く、大トルクを発生するエンジンの反応も、オンロードではかなり素早い。ブレーキの効きもとてもよい。これがGクラスかと驚くほどだ。

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室内騒音も低い。ウィンドシールドもサイドウィンドウもかぎりなくフラット(それでも完全に平板ではない)だが、Aピラーからルーフまわりの空力デバイスやルーフ先端の遮音材などが効果を発揮している。

風切り音は予想以上に低く、G63では勇ましい排気音が聞こえるが、全体としてはかなり静かだ。オプションのブルメスターオーディオが搭載されていたので、試乗車では音楽を存分に楽しめた。

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室内は先代より空間が拡大。ここはかなり現代的だ。助手席には先代の特徴だったグラブバーが残されたが、あとはタービン型のエアベントや大型2連のTFT液晶など現代的だ。

「モデルチェンジの背景には軽量化などによる効率アップとともに、インフォテイメントシステムや運転支援システムを搭載することがありました」

試乗会場で開発者がそう教えてくれた。ドライビングポジションも“ふつう”になっているし、シートは座り心地もホールド性も優れている。内部には最新の快適性があるのだ。

新型Gクラスはたいした高速クルーザーだ。どんな長い距離を走っても疲労は少ないだろう。そして運転そのものが楽しめる。まさにここに新型の特筆点がある。