人間パイロット vs ロボカー対戦の日は近い?|MOBILE WORLD CONGRESS 2018

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MOBILE WORLD CONGRESS 2018|モバイル ワールド コングレス 2018

人間パイロット vs ロボカー対戦の日は近い? (2)

あのメルセデスが「シェア」を提案

BMWは完全自動運転車のコンセプトを公開。屋外で試乗会を実施した。米国機関SAEが定める「自動運転レベル5」を想定した車両は「i3」をベースにしたものだ。

会場でスマートフォンのアプリを用いたデジタルキーを操作すると、所定の駐車エリアに無人でやってきた。WMCのNFC入場証からピックアップされたのだろう、リアのクォーターウィンドーにWelcomeという文字とともに筆者の名前が表示された。

助手席にスタッフが同乗するものの、ドライバーズシートは空席のままだ。後席のディスプレイで筆者がスタートボタンを押すと、コンセプトカーは静かに動き出し、ステアリングを巧みに操りながらフィールド内の周回を繰り返した。

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スタッフによると、搭載されているコンピューターの消費電力は600wで、バッテリーへの負荷は軽微であるという。そのなめらかな加減速や挙動から察するに、限定されたエリア内なら遠くない将来に実用化できる可能性は大とみた。

対するダイムラーは2月初旬に発表したばかりの新型メルセデス・ベンツ「Aクラス」を展示。同時にカンファレンスでは、新サービス「プライベートカーシェアリング」を世界初披露した。これは新型Aクラスを家族や友人など特定のグループ内で“シェア”するものだ。

オーナーが専用アプリケーション「Mercedes Me」で共有許可する人を選ぶ。いっぽう家族や友人は、Aクラスを使いたいとき、同じく「Mercedes Me」アプリを通じてリクエストする。オーナーが貸出をOKすると、借り主はアプリを通じてドアを解錠できる。これはドイツ国内仕様の新型Aクラスに装備される「デジタルヴィークルキー」と「ビルトインNFCステッカー」による。

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借りた人はグローブボックス内のキーを用いてエンジンを始動。使用後は車内にキーを残し、再びアプリで施錠する。ドイツ自動車ブランドのシェアリング社会への取り組みは、我々の想像以上のスピードで加速を続けている。

いっぽうスタートアップ企業は、どのように自動車へのアプローチを図っているのか。その一例を示してくれたのは、アイルランドを拠点とするアザヴィ社だ。本来IoTを用いたセキュリティを得意とする企業だが、コネクテッドカーのセキュリティ分野にも進出を窺っている。

スタッフによれば現在、ラリー競技で製品テストを行っているという。過酷な天候や振動にプロダクトを晒すのに、それは格好の機会だ。

思えば、あのル・マン24時間レースは1923年の開始当時、まだ貧弱だった電装系の品質を向上させるのが目的だった。テクノロジーが進化しても、モータースポーツはいまでもその信頼性を試すために最高のテストベンチなのである。