マツダの新型SUV「CX-8」に試乗|Mazda

マツダの新型SUV「CX-8」に試乗|Mazda

CAR IMPRESSION

Mazda CX-8|マツダ CX-8

マツダの新型SUV「CX-8」に試乗

ファミリーに大人気というが
CX-8の魅力はそれだけではない (2)

自然な走りを味わえる工夫

CX-8が面白いのは、さまざまなネガをつぶそうと開発者がいろいろ知恵をしぼっているところにある。例えばエンジン音だ。

ディーゼルエンジンには特有のノッキング音がつきものだが、マツダの技術者はそれを完全に遮断するのでなく、爆発の感覚などを調節して“耳に心地よい音”を作ることに心を砕いたと説明する。そんな具合なのだ。

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はたしてたしかに音はする。しかし運転していると、マツダの技術者の狙いどおり、嫌な音だなというふうには思わない。人間の感覚とうまくつきあっているといえる。

運転すると意外なほど出足がいい。エンジンは450Nmの最大トルクを2,000rpmから出す設定になっているが、感覚的には2,000rpmの手前からしっかりと力強くクルマが加速していく感覚がある。

6段のギア枚数は、8段などさらなる多段化が進む昨今の水準からすると決して多くはない。そこにあってドライバビリティはよく、しっかりとトルクバンドを使わせてくれる。

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上のギアへの“引き継ぎ”もよい。ギア比が高くなりすぎていざ加速というときに実効的なトルクが足りないということも、ほとんどない。

ちょっと極端だけれど、かつてオートマチック変速機で5段が当たり前になった時代(けっこう前)に、先輩の自動車評論家が“3段をうまく使えばそれで十分”と言っていたのを思い出した。

CX-8のドライブトレインを手がけた技術者は、開発にあたってそうとう神経も使っただろうが、結果はナチュラルでとてもよく出来ていると感じられた。