連載・藤原美智子 2012年10月|トリートメントとココナッツで“艶のある女”に!!
BEAUTY / THE EXPERTS
2015年2月13日

連載・藤原美智子 2012年10月|トリートメントとココナッツで“艶のある女”に!!

2012年10月|女性はいくつになっても髪は大切にしたほうがいいことを実感

「トリートメントとココナッツで“艶のある女”に!!」

まだまだ残暑がつづいていた先月。「今年の夏は長いなー、暑いなー」とつぶやきながら何気に鏡で後ろ姿を覗いたら、「あらら~、髪がパサパサ!」ということに気がついた。髪の毛の水分が夏の暑さに吸い取られたのか、トウモロコシのひげのようになっているではないか。これじゃー、いくらなんでもまずい! と、以前から受けてみたいと思っていた某所に行ってみることにした。それは──

Photographs&Text by FUJIWARA Michiko

私の髪はフワ~ッと広がる乾燥タイプで、クセ毛で傷みやすい髪質

──と、その前に。私がヘアメイクを担当している、ある女優の方と仕事をしたときのこと。髪を触ったら、あらっ、いつもとちがう。髪質が気持ち良い柔らかさになっていて、スタイリングがしやすくなっている。以前は、どちらかというと剛毛でクセのある髪質なのでスタイリングするのが大変だったのに、この変化は一体? 聞くと、あるサロンに行って髪質改善してもらったとのこと。「えー、こんなに変わるなら、私も行きたーい!」と、その某所を紹介してもらったというわけである。

なにしろ、私の髪はフワ~ッと広がる乾燥タイプで、クセ毛で傷みやすい髪質。おまけに絡みやすいので、スムーズにブラッシングできるのはシャンプー後だけという厄介な髪なのだ。唯一の良さはカーラーで巻いたかのようなカール(その日の湿度次第なのだが)になることだろうか。いつも私が髪をまとめているのは、そんな髪質なのでスタイリングをするのが大変だからという理由からである。

そのサロンを紹介してもらったのは春ごろだったのだが、「そのうち」と思っているあいだに、髪のダメージが進んでしまって、やっと本気で「なんとかしなきゃ」と行く気になった。それが、夏も過ぎた先月というわけである。具合が悪化しないと、病院へは本気で行く気になれないのと一緒ということだろうか。

天使の輪なんて、いつ以来ぶりだろう!

さて、その某所とは「サロン・ド・リジュー」というメディカルヘアケアサロン。普通の美容室ではなく、髪質改善専門のサロンとして有名なので、髪の毛にこだわりをもっているひとの多くは知っているのではないだろうか。私が受けた施術メニューは、髪本来の美しさを取り戻して“健康で艶のある髪”にする「H&Aリアクショントリートメント」というもの。健康と艶、これこそ私が求めていたものだ! このトリートメントは水分と油分、たんぱく質が理想的なバランスを保っている“健康な髪”にするために、たんぱく質をベースにそのひとそれぞれに必要な栄養成分をブレンドして、しっかりと一本一本の奥深くまで定着させて髪の内部組織を再構築するというものである。

「おー、私の髪にも艶が戻るのか~」と、期待に胸を膨らませながら施術してもらったところ──。髪に触ったら、毛先までスーッと手ぐしが通るではないか! それに柔らかな手触りで、自分で触っても気持ち良い。頭頂部には天使の輪までできている! 天使の輪なんて、いつ以来ぶりだろう。

私の髪はダメージが進んでいるので10日ごとに3回受けると、もっと髪質が改善されて定着するという担当してもらったひとの言葉に、思わず「だったら、なにがなんでも来ます!」と宣言して、先月、3回通って艶髪にしてもらったというわけである。そして、このトリートメントをカラーリングの前に受けると、色がきれいに出るしモチも良くなるということなので、これからは月に一度、カラーリングの前に通って美しい艶と色をキープしようと思っている。

身体全身に、髪に、料理にも使える、優秀なココナッツオイル

こうしていままでになかった艶のある髪になった私だが、その変化は髪だけではないことに気がついた。きれいな髪だとダウンスタイルにしたくなる。そして、その髪が自分の頬に触れたり、ちょっとした拍子に手で触ったりすると女らしい気分になるということを実感したのだ。よく“髪は女の命”と言うが、そのままの意味だけではなく、美髪だと触ったときに気持ちが良い→女らしい気分になる→女性ホルモンが出るという図式になるように思う。だから、女性はいくつになっても髪は大切にしたほうがいいということにもなるのでないだろうか。

ついでに、もうひとつ“艶”に役立っているものがある。それはココナッツオイル。たしか、これも春ごろ、人気トップモデルのミランダ・カーがココナッツオイルを絶賛しているという記事を読んで、「じゃー、私も!」と購入したものである。でも、なんだか暑いときは使う気分になれずに仕舞い込んでいたのを、艶髪になった途端、思い出して使いはじめたのだ。“類は類を呼ぶ”ではないが、艶や艶を呼ぶということだろうか。というのも、このオイルは肌や髪につけると艶がでるのだ。しかも肌に塗るとサラーッと伸びていき、すぐにスルーッと浸透するので全然べとつかないし、塗ったあとの肌はうるおいがあるのにサラーッとしてすごく気持ちがいい。スキンケアの最後に少量を手の平全体で顔に軽く押しつけるようにして塗ると、翌朝の艶がちがう。お風呂上がりの身体全身にも使用している。髪へはシャンプー前にこのオイルをつけてヘッドマッサージしたり、日中、髪の乾燥が気になったときに、少量を手に取って熱で暖めてからつけたりしている。ココナッツオイルは夏の暑い季節だとオイル状になっているが、涼しい季節になると固形状になるので温める必要がある。とはいっても、このオイルは手に取った途端に溶けるので手間はいらないのだが。

そんな優秀なココナッツオイルだが粗悪なものもあるらしいので、購入先は吟味したほうがいいかも。ちなみに私が愛用しているのは、ときどきローフード食品関連を購入している「LIVING LIFE MARKETPLACE」で扱っている、ベストバージンココナッツオイル賞に輝いた「ORGANIC VIRGIN COCONUT OIL」というもの。これはコールドプレス製法で作られているので、栄養素が壊されずにそのまま凝縮されている優れもの。もちろん肌や髪だけでなく料理用にも使える(本当はそのほうが普通なのだが)ので、ひとつあると便利だろう。

さてさて、こうして艶を取り戻した(?)ので、この秋は“艶のある女”を目指したい!!……ですが、どうでしょ?

           
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