「現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展」開催|ART

ART|「現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展」開催

アドリアナ・ヴァレジョン「スイミングプール」2005年 カンヴァスに油彩 110×140 cm ©Adriana Varejaõ(後期展示)

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ART|現代美術を幅広く網羅したコレクション

ウォーホル、草間彌生、奈良美智らの作品を公開。
約40年にわたる原美術館の歴史を伝える現代美術コレクション展

原美術館館長・原俊夫氏自らが、収蔵作品約1000点の中から選び、キュレーションを行なった「現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展」が、2018年1月6日(土)~2018年6月3日(日)に開催される。

Text by OZAKI Sayaka

巨匠のみならず、アートシーン最前線で活躍する
若手作家まで網羅された現代美術コレクション

原美術館は、日本における現代美術館の先駆けとして1979年に開館。その創立者であり現在も館長を務める原俊夫氏は、現代美術の発展と国際交流に情熱を傾け様々な展覧会を開催する一方、コレクション活動にも力を注いできた。

「現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展』は、原俊夫氏が作家に直接会い、一つひとつ丹念に収集した1950年代以降の絵画、立体、写真、映像、インスタレーションなど約1000点の収蔵作品の中から、自ら作品を選びキュレーションした作品群が並ぶ。1970年代後半より80年代前半までの初期収蔵作品を主とする前期、そして企画展の開催などをきっかけに収蔵された作品を主とする後期の2期に分け、約40年に渡る原美術館の活動を伝える。

前期では、戦後絵画に大きな影響を与えた抽象表現主義のジャクソン・ポロックやマーク・ロスコ、その後続世代を代表するロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズ、世界を席巻したポップアートの旗手アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンシュタイン、そして、前衛的・実験的精神に溢れたヨーロッパの作家たちとして、絵画のジャン・デュビュッフェや彫刻のアルマン、セザールの作品を展示。日本の作家では、戦後日本美術を牽引した河原温、工藤哲巳、宮脇愛子をはじめとして、今も現役で活躍する草間彌生、杉本博司、李禹煥らの作品を展覧できる。

さらに世界に影響を与えたアジアの作家として、ナム・ジュン・パイク、艾未未(アイ ウェイウェイ)らの作品も展覧される。後期の展示では、荒木経惟、ヤン・ファーブル、奈良美智、蜷川実花、杉本博司、束芋らの作品を予定している。

なお、原美術館の建物は、1938 年に原俊夫氏の祖父である実業家、故・原邦造氏の邸宅として建造され、設計は東京国立博物館本館(上野)や和光ビル(旧服部時計店・銀座)を手掛けた建築家、故・渡辺仁によるものである。日本におけるモダニズム建築、あるいは昭和初期の洋風建築の貴重な例の一つと言われる。訪れた際には、世界中から収集された現代美術の貴重なコレクションはもちろん、美術館の建築にも目を配ってほしい。

[図版1]草間彌生_自己消滅

草間彌生「自己消滅」1980年 ©Yayoi Kusama(前期展示)

[図版6]杉本博司_仏の海より(037)

杉本博司「仏の海」より 1995 年 ゼラチンシルバープリント 50.8×61cm ©Hiroshi Sugimoto Courtesy of Gallery Koyanagi(前期・後期ともに展示)

[図版8]奈良美智_Eve

奈良美智「Eve of Destruction」2006 年 カンヴァスにアクリル絵の具 117×91cm ©Yoshitomo Nara(後期展示)

[図版11]Aヴァレジョン_スイミング

アドリアナ・ヴァレジョン「スイミングプール」2005年 カンヴァスに油彩 110×140 cm ©Adriana Varejaõ(後期展示)

会期|2018年1月6日(土)~2018年6月3日(日)
前期1月6日(土)~3月11日(日)
後期 3月21日(水・祝)~6月3日(日)
※展示替え休館 3月12日(月)~20日(火)
会場|原美術館
住所|東京都品川区北品川4-7-25
開館時間|11:00~17:00(最終入場時間 16:30)、祝日を除く水曜は20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日|月曜日(祝日にあたる1月8日、2月12日、4月30日は開館 )、1月9日(火)、2月13日(火)、3月12日(月)~20日(火)、5月1日(火)

問い合わせ先

原美術館

Tel.03-3445-0651

http://www.haramuseum.or.jp