エリザベートも愛したハンガリーの名窯「ヘレンド」のあゆみを巡る展覧会|ART
LOUNGE / ART
2018年1月11日

エリザベートも愛したハンガリーの名窯「ヘレンド」のあゆみを巡る展覧会|ART

ART|およそ150件・約230点が一堂に展覧

「ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯」

ハンガリーの名窯ヘレンドにフォーカスを当てた展覧会「ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯」がパナソニック 汐留ミュージアムで開催中。職人の手によるクラフツマンシップと独特の美意識がもたらす美しさに注目。期間は2018年3月21日(水)まで。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

190余年の歴史と魅力を堪能できる

「ヘレンド」は、ハンガリーの首都であるブタペストから南西に約110キロを隔てた村で1826年に生まれた磁器製作所。

オーストリア帝室・ハンガリー王室御用達であったヘレンドは、ヨーロッパで初めて開催された世界万国博覧会に出品、好評を得て、時の大英帝国ヴィクトリア女王からのディナーセットの発注やフランスのナポレオン三世妃ウージェニーの購入などにつながり、名声を高めていった。

ハンガリー文化の多様性、柔軟性、独特の美意識を持ったヘレンドは、手作り・手描きのクラフツマンシップの伝統を大切に守りながら、最高の技術と品質で現在も製造が続いている。

本展「ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯」では、開窯初期の希少な逸品から、バロックやロココといった伝統的な様式を踏襲した名品を展示する。

さらに中国や日本の陶磁器に学んだ東洋風の作品群、現代の製品までおよそ150件、約230点が一堂に展示される。ヘレンドの約190年の歴史と芸術性あふれるその魅力を堪能できる貴重な機会だ。

herend_001

ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯
会期|2018年1月13日(土)~3月21日(水)
休館日|水曜日(3月21日は開館)
時間|10:00~18:00(ご入館は17:30まで)
入館料|【一般】1000円 【65歳以上】900円 【大学生】700円 【中・高校生】500円 【小学生以下】無料※20名以上の団体 各100円割引
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能。
会場|パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1パナソニック 東京汐留ビル

問い合わせ先

パナソニック 汐留ミュージアム

Tel.03-5777-8600

https://panasonic.co.jp/es/museum/

           
Photo Gallery