国内導入されたばかりの新型X3に試乗|BMW

国内導入されたばかりの新型X3に試乗|BMW

CAR IMPRESSION

BMW X3|ビー・エム・ダブリュー X3

国内導入されたばかりの新型X3に試乗 (2)

運転が好きなひとのためのクルマ

ボディサイズは2011年登場の先代とほぼ同じ。ホイールベースは50mm延ばされている。具体的にパッケージがどう変わったか数字がわからないのだが、後席はレッグルームもたっぷりしているので4人の大人に快適なサイズだ。

3代目の最大の眼目は「部分自動運転を可能とした、革新的な運転支援システム等のBMWグループ最先端テクノロジーを余すこと無く搭載」とBMWがプレスリリースに書くように装備の充実にあるといえる。

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面白いことに、ドライビングについてのBMWは多くを語っていないのだが、ひとことで運転した印象をまとめると期待を裏切らないというものだ。ディーゼルユニットは回転マナーが驚くほどよく、しかも上のほうの回転域でもりもりと力を出す感覚なのだ。

1,750rpmから最大トルクを出す設定なのだが、実際にトルクバンドに入っている、つまりアクセルペダルの微妙な踏み込み量に敏感にクルマが敏感に反応してしっかり加速すると感じるのは3,000rpmの少し手前のあたりだ。

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ここを使っているとペダルに載せた足の微妙な力の入れかげん、逆に抜きかげんで、加減速が行える。そのレスポンスのよさが気持ちよい。もちろん踏み込んでいけばぐんぐんと速度を上げていく。このときの加速感はスポーティなセダンと共通するものだ。

運転が好きなひとのためのクルマという感を強くする。SUVのなかでもオフローダーではなく、かぎりなくセダンに寄っているコンセプトといえる。その意味ではクロスオーバービークルという立ち位置が今回も継承されているのだ。

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ハンドリングも安定している。ただし、新しく装着したヨコハマのランフラットタイヤとの相性がベストになるのにはもう少し時間がかかるかもしれない。中立付近での反応がいま一つなのと、切り込んでいったときの特性もリニアでないように感じてしまう。

まあ、エンジン騒音がごく低く抑えられているのと、各部の遮音対策によって、室内の居心地はけっして悪くない。さきに触れたように空間的余裕もたっぷりあって、4人で使うのには十分すぎると思えるほどだ。