ボルボの新型V90 クロスカントリーに試乗|Volvo

ボルボの新型V90 クロスカントリーに試乗|Volvo

CAR IMPRESSION

Volvo V90 Cross Country T6 AWD|ボルボ V90 クロスカントリー T6 AWD

ボルボの新型クロスカントリーV90に試乗

今年7月にマイナーチェンジされたボルボの「90」シリーズ。なかでもクロスカントリーは、ステーションワゴンの良さとオフロードのテイストを上手くまとめた人気の車種だ。「XC」シリーズと差別化したことによってより洗練された印象の「V90 クロスカントリー」に、小川フミオ氏が試乗した。

Phorographs by ARAKAWA MasayukiText by OGAWA Fumio

洗練された高級ワゴン

ボルボは1980年代からステーションワゴンで人気を呼んできた。ワゴンボディを使いながら車高を少し上げたのがクロスカントリー。

オフロードのテイストがうまくブレンドされたのが魅力といえる。2002年に発表された「XC70」からボルボの看板車種のひとつとなっている。

ホイールアーチを強調することで足回りの力強い存在感が出ている。同時に車高を抑えることで前後長の長いルーフラインを活かした伸びやかさが感じられる。

ステーションワゴンのよさを活かしたクロスカントリー的コンセプトは、アウディのオールロードクワトロやスバルの(レガシィ)などの成功例がある。

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ボルボはなかでも都会的なセンスがより強く出ているところが特徴といえるのではないだろうか。かつプレスティッジ感では、「V90クロスカントリー」は群を抜いている。

全高の高いSUVを「XC」シリーズ(「XC90」、「XC60」それに「XC40」)としてモデルラインを見直したあたりから、従来のステーションワゴン・ベースのクロスカントリーはより洗練された印象が強くなった。

V90クロスカントリーは、いってみれば自然のなかへと乗っていける高級ワゴンである。張りのある面で構成されたボディと、質感の高い内装は、高級リゾートホテルと表現したらよいだろうか。

ヘッドランプには「トールハンマー」とボルボが呼ぶT字型ポジションランプが採用されている。凹凸を活かして立体な造型のフロントグリルの意匠とともに、新しい世代という印象が強いのも魅力になっている。

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全長4,940mm、全幅1,905mm、そして全高1,545mmと、車高は55mmていど標準のV90より上がっているとはいえ、低くて長くてワイドな迫力あるルックスが魅力である。

エンジンは2種類。ともに2リッター4気筒ガソリンエンジンで、出力ちがいとなっている。ひとつは187kW(254ps)の「T5」、もうひとつは235kW (320ps)をしぼりだしている「T6」である。

車体は5メートルちかいが、2リッターを超える排気量のエンジンは作らないというのがボルボのポリシーだ。数字のちがいは過給(と出力)のちがいとなる。

T5はインタークーラー付きターボチャージャーを備えており、T6は加えてスーパーチャージャーも。回転域にかかわらず高出力を得ているのが特徴だ。ともに8段オートマチック変速機が組み合わせられる。