ジャガー XJR575にポルトガルで試乗|Jaguar

ジャガー XJR575にポルトガルで試乗|Jaguar

CAR IMPRESSION

JAGUAR XJR575|ジャガー XJR575

ジャガー XJR575にポルトガルで試乗

高級かつ高性能サルーンでは、英国だって負けていない

10月に2018年モデルが発表になったばかりのジャガーのフラッグシップサルーン「XJ」。なかでも新たに設定されたグレード「XJR575」は、XJ史上最もパワフルな仕様だ。そのホットな最新モデルに、小川フミオ氏がポルトガルで試乗した。

Text by OGAWA Fumio

パワフルさとハンドリングの良さ

ジャガーのトップライン、「XJ」シリーズの2018年イヤーモデルが発表された。相変わらずぜいたくなクルマだが、最大の注目は新たに追加された「XJR575」。最もスポーティなモデルだ。

ジャガーはポルトガルで(「XFスポーツブレーク」とタイミングを合わせて)XJR575に試乗する機会を与えてくれた。

従来のXJR(550馬力)に代わる最高のパフォーマンスモデルで、最大の特徴はそのモデル名が表すように、575psにパワーアップした5リッターV8搭載にある。

XJは「XF」の上に位置するトップモデル。自分で運転するひとのためともいえるショートホイールベース版と、後席をより重視したロングホイールベース版とがある。

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基本的にはぜいたくで快適な大型サルーンだ。しかし、それだけと思っていたら大間違い。これが、今回のXJR575(ショートホイールベース版に設定)の痛快な点である。

なにしろ速い。ひたすら速い。そう続けて書きたくなるほど速い(くどい)。メーカー発表による静止から100km/hまでの加速はわずか4.4秒。

運転してみると、それは絶対にウソではないだろうということを感じる。アクセルペダルを軽く踏んだだけで、1.8トンのボディが弾かれたように加速するのだ。痛快のひとことである。

XJはそもそもアルミニウムのストラクチャーを持ち、軽量化により操縦性と燃費とを両立させることを狙っている。

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温暖な気候ゆえ海外のメーカーが試乗会を開くとき選ばれることの多いポルトガル。山が多く、日差しの角度の関係からだろう、斜面はワイン用ぶどう畑に利用されている。

そこにあるのが、ぶどう畑を縫うようなワインディングロードだ。景観として美しい。同時にスポーツドライビングにもふさわしい場所である。

感触のいい握りの小ぶりのステアリングホイールを握って、走らせたXJR575。少し切り込んだだけで、車体は敏捷に反応する。

コーナリング時の姿勢はロールもあるがきちんとコントロールされている。ごくわずかにフロントの外側が沈み、それを追いかけるようにリアの反対側のスプリングが伸びて駆動力が確保される。