ボルボの新型SUV、XC60に試乗|Volvo

ボルボの新型SUV、XC60に試乗|Volvo

CAR IMPRESSION

Volvo XC60|ボルボ XC60

ボルボの新型SUV、XC60に試乗 (2)

状況に合わせて快適な走りを選択可能

今回試乗の機会を得たのは「T5 AWD インスクリプション」。サイドのキャラクターラインによってボディが薄く見え、4つの車輪の存在感が強調されているのが印象的だ。

T5はどちらかというとベーシックモデル。187kW(254ps)の最高出力と350Nmの最大トルクを発生する2リッター ガソリンエンジンにフルタイム4WDシステムが組み合わせてある。

ラインナップのなかで最も出力が低いのだが、それでも最大トルクが350Nmもあるわけだから、低回転域から力はたっぷり。

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従来よりパワーで7kW上がりトルク値は不変。といっても350Nmもあれば十分だ。じっさい、街中での出足はよい。

小径ターボチャージャーで実用的な使い勝手をよくしている。さらにパンチのある中間加速が欲しいときは、しっかりアクセルペダルを踏めばよい。

4,000rpmから上でぐーっと力が出て、一直線の加速感はけっこう気持ちがいい。全長4,690mmに全高1,660mmの車体でも重さは感じさせない。

むしろ積極的に回して走ったほうがこのクルマには合っている。サスペンションはしっかりついてきてくれる。落ち着いた走りしか出来ないクルマではないのだ。

T5にはオプションで電子制御エアサスペンションが搭載できる。コンフォートではやわらかく、ダイナミックではびしっと締まる。

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V90などのモデルのほうが、より明確にキャラクターが出る設定で、印象的にXC60のキャラクター切り替えはマイルド。

実際はオフロードにするとステアリングレスポンスがやや曖昧になるいっぽう、車高は(コンフォートに対して)40mm上がる。

ダイナミックだとスタリングレスポンスがより高くなり、車高は20mm低くなるといったぐあいだ。5つのモードがある。

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XC60 T5 AWDで感心したことがもうひとつある。フラットライド感だ。びしっとしていて、スカットルが揺れることはないし、乗員が前後左右に揺すられることもない。

この設定はとてもよい。安定していて、このクルマの価格に見合った高級感を醸し出すのに成功しているからだ。

ベーシックな金属バネ仕様でもけっして悪くない。ソフトな印象の設定で、快適性を重視する向きにはとくにいいだろう。