東京モーターショー2017を斬る 小川フミオ篇|Tokyo Motor Show 2017

東京モーターショー2017を斬る 小川フミオ篇|Tokyo Motor Show 2017

Audi A8

CAR FEATURES

Tokyo Motor Show 207|東京モーターショー2017

東京モーターショー2017を斬る 小川フミオ篇 (2)

実車を見られるからこそ面白い

全体像を描いたうえで個々のモデルを提案するというコンセプトは来場者にわかりやすい。アウディも上手だ。ドライバーの介入は必要になるもののレベルが上がった「レベル3」の運転支援システムを組み込んだ新型「A8」が目玉。

横には「コンセプト エレーヌ」というEVのコンセプトモデル。ここでウディでは先頃発表した「アウディAI」という運転自動化に向けた包括的なコンセプトを喧伝。モデルラインナップを見せるのにコンセプトを統合していて分かりやすかった。

BMWはドライビングプレジャーを前面に。「コンセプト8シリーズ」と「コンセプトZ4」はクルマ好きの心をとらえるスポーティなスタイリングだ。どちらもすでに発表されているが凝った細部は実車でないとわからないものである。

Audi Elaine|アウディ エレーヌ

Audi Elaine

BMW concept Z4|ビー・エム・ダブリュー コンセプト Z4

BMW concept Z4

もう1台驚くばかりのスーパースポーツがメルセデスAMGによる「プロジェクト ワン」だ。AMG「GT」の高性能版という言葉では生やさしい。なにしろF1用のエンジンに4基のモーターを組み合わせているのだ。

ターボチャージャーは電気駆動のため排圧でパワーが落ち込むいわゆるターボラグとは無縁。これも「EQ」なのだがちょっと特別で「EQ Power+」と呼称されている。

モーターへの回生システムはつねに最大限はたらく設定のため、いつでもマキシマムの状態で加速が得られる。総出力は1000馬力を超え、制止から時速200キロの加速に要する時間は6秒だ。

Mercedes-AMG project One|メルセデスAMG プロジェクト ワン

Mercedes-AMG project One

会場で出合った開発担当者によると「2019年発売をめざして現在も開発続行中」とのこと。価格は3億円近くなるといわれている(メーカー未公表)。でも限定275台はすべて売り切れだそうだ。

F1マシンのようにコーナリングで有効な巨大なフィンを持つスタイリングや、やはりF1を思わせるインテリアなど、フランクフルトショーで公開ずみとはいえ、実車でないと迫力がわからない。