ベアブリックは白いキャンバス。そこに何を描くかがデザイナーの勝負!|MEDICOM TOY

MEDICOM TOY|ベアブリックは白いキャンバス。そこに何を描くかがデザイナーの勝負!

渋谷の路面店KIDILL ROOMにて。

MEDICOM TOY|メディコム・トイ

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KIDILLデザイナー 末安 弘明さんに聞く(1)

BE@RBRICKは、様々なコラボレーションを展開するアイテムである。これまで多彩なジャンルから話題の人々が参画しているが、ファッションカルチャーからも参画者が多いことが、特徴なのかもしれない。BE@RBRICKは造形がはじめから決まっているゆえに、あとは発想勝負となるのだが、彼らは何を求めて、この勝負に挑むのだろうか?

Photographs by OHTAKI KakuText by SHINNNO Kunihiko

ブランドのアイコンが、BE@RBRICKになる

――まずは、KIDILL(キディル)というファッションブランドについて教えてください。

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KIDILL 2018 Spring & Summer コレクションより。

末安 KIDILLは“純粋性と気持ちの有様”を意味する造語で、2014年に立ち上げました。

僕が’90年代に体験したカルチャー、グラフィティやパンク、スケートボード、映画、現代文学などからインスピレーションを得て、自分なりに服に落とし込むやり方をとっています。

――ストリートとモードの狭間を颯爽と駆け抜けるKIDILLの服の魅力は、末安さん自身の嗜好が反映されているんですね。

末安 結局かっこいいなと感じるものって若いときに自分が好きだったカルチャーなんです。

自分の好みに寄せて作るようにしないと服が嘘くさくなってしまうので。

いまの若い子たちってかっこいいから、そういう子たちに着てもらえたらなと思いながら服を作っています。メンズのブランドですけど、最近は女の子のお客さんも増えてきていますね。

――今回、ブランドのアイコンである「KIDILL BEAR」と「KIDILL CAT」が、それぞれBE@RBRICK、NY@BRICKになって登場しました。

どちらもパンキッシュでインパクトのあるデザインですが、あのキャラクターたちはどういう風に生まれたんでしょうか。

末安 KIDILLを始める前に10年ほど別のブランドをやっていたんですが、その頃からグラフィックがひとつの特徴で、その流れの中で、いろいろなグラフィックを手掛けました。

ちょっとクレイジーな動物のキャラにしようということで、「KIDILL BEAR」がTシャツへの刺繍、「KIDILL CAT」がセーターのジャガード織りのキャラクターとしてデビューしました。

――ちなみに末安さんはなにか動物は飼ってらっしゃるんですか?

末安 動物は飼ってないんですけど、猫、熊、狼は好きですね。ブランドの顔的なキャラクターのつもりで、毎シーズンなにかしらのかたちで登場しています。

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左/KIDILL BEAR。右/KIDILL CAT。ともに、KIDILLが初年度にリリースしたアイテム(現在は完売)。

MEDICOM TOY とのコラボレーション成立までの経緯

――どういうきっかけでメディコム・トイとコラボレーションが実現したんでしょう?

末安 メディコム・トイ代表の赤司さんが、もともとKIDILLの服を気にいって買っていただいていたんです。

それで、うちがコムデギャルソン トレーディングミュージアムさんと限定商品を作って展示販売したときに初めてご連絡をいただいて。

赤司さんもああいうちょっと変わったキャラクターがお好きなようで、KIDILLのキャラクターを使って何か一緒におもしろいものを作りませんかという提案をいただいて。

――これまでフィギュアなどコレクションされたことはありますか?

末安 子供の頃はビックリマンとか集めてました。

’90年代にアメコミのフィギュアが流行った頃は、それ系のフィギュアも買ってましたし、根本的にはめちゃくちゃ好きです。

なので最初に話をいただいたときは嬉しかったです。

――立体化された「KIDILL BEAR」「KIDILL CAT」をご覧になって、いかがでしたか?

末安 もとは平面なので、「どうなるんだろう?」という気持ちばかりでしたね。

サンプルを見たときは「とにかく完成度が半端ナイな」「さすがツワモノだな」って印象でした。

――修正や変更点など微調整もされたんですか?

末安 最初からメディコム・トイさん側の方で、このキャラをこうしたいというアイデアが固まっていたので、微調整もなにも、最初の段階から完成されてました。

スムーズ過ぎて逆に心配になる感じでしたね(笑)。

たしかに「KIDILL BEAR」「KIDILL CAT」はすごく相性がいいキャラクターだったと思います。

これまで服しか作ってこなかったから、どういう人たちがフィギュアを買ってくださるのか、反響が楽しみです。

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上/KIDILL BE@RBRICK。下/KIDILL NY@BRICK。BE@RBRICK TM & © 2001-2017 MEDICOM TOY CORPORATON.All rights reserved. NY@BRICK TM & © 2016-2017 MEDICOM TOY CORPORATON.All rights reserved.

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