NEWS|越後妻有の民家をリノベーション “東京移民たち”のためのカフェ&ドミトリー「山ノ家」誕生
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2015年2月2日

NEWS|越後妻有の民家をリノベーション “東京移民たち”のためのカフェ&ドミトリー「山ノ家」誕生

NEWS|越後妻有の民家をリノベーション

“東京移民たち”のためのカフェ&ドミトリー「山ノ家」誕生

アートトリエンナーレ「越後妻有(えちごつまり)大地の芸術祭」の舞台のひとつとして知られる新潟県十日町市松代地区。旧街道沿いに建つ民家をリノベーションし、東京移民たちにあたらしいライフスタイルを提案するカフェ&ドミトリー「山ノ家」がオープンした。

Text by YANAKA TomomiPhotographs by HAYASHI Masayuki

あたらしいワークスタイル、ライフスタイルの実験の場

仕事の拠点としての都市での生活と、ローカルの自然資源を心ゆくまで堪能できる田園生活といった複数の拠点を共有し、ネットワーキングするという発想から生まれた「山ノ家」。これまでの「専有」ではなく、住まう場所、仕事場などを「共有」「共用」することで、拠点を複数もてるというあたらしいワークスタイル、ライフスタイルの実験の場として選ばれたのは、“アートな里山”としても知られる妻有・松代の地だった。

「山ノ家」は、22席のカフェと9ベッドのドミトリーからなる一軒家。カフェでは、美しい棚田で生み出される魚沼産コシヒカリやおいしい日本酒、特産の雪下にんじんや山菜、妻有ポークなど、雪国の豊かな恵みを無国籍にアレンジした料理が味わえるほか、時にはワークショップや音楽イベントなどが開催できる多目的スペースとしても活用可能。

ドミトリーには、地元大工とインターンの若者たちがともに汗を流してリノベーションしたシンプルな空間に、2段ベッドを2部屋にわたり9台設置。共有のトイレやシャワーも備えられているが、無料送迎バスに10分揺られれば雲海たなびく絶景の露天風呂も楽しめるという。

さらに、地元で生み出される希少な手づくりどぶろくや、休耕地に移植された山の果実のジャムなど、ここでしか手に入らないおいしいものや、旅人や移民のための宿泊用アメニティ、日常雑貨、書籍、音楽ソフトといった“必需品”が揃う「山ノ家マーケット」も近日オープン予定だ。

自然とアートあふれる里山に誕生した「山ノ家」。都会とは違う“拠点”をもち、豊かなライフスタイルを満喫してみたい。

山ノ家
住所│新潟県十日町市松代3467-5
Tel.025-595-6770

山ノ家カフェ
座席│22席
営業時間│朝食(予約制)
ランチ11:30~15:00
カフェタイム15:00~18:00
夕食&バータイム18:00~22:00

山ノ家ドミトリー
ベッド数│9台
チェックイン│15:00~
チェックアウト│~10:00
料金│素泊まり一泊4000円

           
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