A3スポーツバックがパリモーターショー2012でワールドプレミア|Audi
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月10日

A3スポーツバックがパリモーターショー2012でワールドプレミア|Audi

Audi A3 Sportback|アウディ A3 スポーツバック

アウディA3、パリモーターショーでスポーツバックがワールドプレミア

アウディは、新型「A3スポーツバック」をパリモーターショー2012でワールドプレミアさせた。新型「A3」は今年3月のジュネーブモーターショーにおいて、3ドアハッチバックがデビューし、今回はそれにつづき、5ドアハッチバックの「A3スポーツバック」がラインナップにくわわった。

Text by SAKURAI Kenichi

今度の「A3スポーツバック」は、ボディを大きく、エンジンはダウンサイジング

2012年3月のジュネーブ国際モーターショーでデビューした3ドアハッチバックボディの「A3」につづき、5ドアハッチバックモデルである「スポーツバック」がパリモーターショーでワールドプレミアを果たした。

新型「A3スポーツバック」は、さきに発表された3ドア同様、アウディの最新デザイン言語で構築されたエクステリアデザインを採用する。ヘッドライトやテールライトに組み込まれたLEDランプや、クリーンで質感の高い塊から削りだしたようなフォルムが特徴的で、これはアウディの他の上級ラインナップに共通するデザインテイストである。

Audi A3|アウディ A3

Audi A3|アウディ A3

ボディサイズは、全長4,310×全幅1,780×全高1,425mm、ホイールベース2,636mmと、現行モデル(全長4,290×全幅1,765×全高1,430mm、ホイールベース2,575mm)よりも全高以外は若干大型化した。注目されるのは延長されたホイールベースで、こちらは58mmのばされ、インテリアの拡大に貢献する。

また、新型「A3」では軽量化にも腐心し、上級モデルに匹敵する数々の高級装備を採用しながら、「1.4TFSI」で1,205kgにまで車両重量が絞り込まれている点も見逃せない。このウェイトは、現行モデル(日本仕様)「1.4TFSI」グレードとの比較で、約175kgの軽量化を達成したことになる。

「A3スポーツバック」に搭載されるエンジンは、ガソリンエンジンが4タイプとディーゼルエンジンが3タイプ用意される。ガソリンエンジンは全て直噴ターボの「TFSI」で、「1.2TFSI」に搭載される1.2リッター直列4気筒ターボエンジンは、最高出力77kW(105ps)、最大トルク175Nm(17.8kgm)を、「1.4TFSI」に搭載される1.4リッター直列4気筒ターボエンジンは、最高出力90kW(122ps)、最大トルク200Nm(20.4kgm)を発生。またこの「1.4TFSI」エンジンには、同じ排気量を持ちながら、最大出力103kW(140ps)、最大トルク250Nm(25.5kgm)を発生する高出力バージョンも追加される予定だ。

Audi A3|アウディ A3

Audi A3|アウディ A3

一方、「1.8TFSI」には、1.8リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載した。こちらはアウディバルブリフトシステムなどにより、最高出力132kW(180ps)、最大トルク250Nm(25.5kgm)を発生させる。どちらのエンジンも低速域から最大トルクを発生するフレキシビリティさと低燃費性、そして「1.2TFSI」で114g/km、「1.4TFSI」で123g/kmまたは110g/km、「1.8TFSI」で130g/kmというこれまでのモデルよりも削減された二酸化炭素排出量が特徴だ。

インテリアでは、次世代のMMI(マルチメディア・インターフェイス)を採用した点が最大のトピックス。モニターはダッシュボード最上段の見やすい位置にレイアウトされ、ダイヤル方式のMMI操作スイッチは小型化されながらも直感的な使用が可能になっている。さらに上級モデル同様、電磁スイッチ方式のサイドブレーキも採用した。キャビンは延長されたホイールベースのおかげで広く、コンパクトカーながら後席は大人3名が十分にくつろげる空間が生み出された。また、荷室容量は通常時で380リットルを確保し、さらに後席を折り畳めば、1,220リットル(VDA)と、5ドアハッチバックモデルで最大級の容量を誇る。

 


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