ベル&ロスのジェネラル・マネージャーが語る、最新作およびブランド哲学|Bell & Ross

ベル&ロスのジェネラル・マネージャーが語る、最新作およびブランド哲学|Bell & Ross

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Bell & Ross|ベル&ロス

アビエーションからダイバーズまで。
領域を拡大する“プロに向けた計器”(1)

Bell & Rossといえば、アビエーションモデルを思い浮かべるファンが多いかもしれない。たしかに、Bell & Rossのスタイルアイコンでもある、スクエアケースのBRシリーズは、飛行機のコクピット内計器をモチーフとしたものである。しかし、ブランドは空に留まることなく、陸へ、海へと領域を拡大する道を選んだ。2017年の新作ダイバーズウォッチ「BR 03-92 ダイバー」を披露するために来日したBell &Ross ジェネラル・マネージャー、ファビアン・ドゥ・ノナンクゥール氏に話を聞いた。

Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)

新作ダイバーズローンチイベント「WATCH BEYOND feat. DIVER」を終えて

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2017年6月29日に東京で行なわれた「BR 03-92 ダイバー」ローンチイベント。

――このイベントでファビアンさん直々に来日して伝えたかったことを改めて教えてください。

やはり目的としては、昨日のDESIGN小石川で行なったローンチイベントでした。Bell & Rossにとっては、10年振りの新作ダイバーズになります。10年という長い期間を経て、発売するに至ったモデルであることを、皆さんに直接お伝えしたかったんです。

すなわち、Bell & Rossのフィロソフィーを象徴するスクエアケースのダイバーズウォッチであることです。

――なるほど。

Bell & Rossというと、アビエーションウォッチの印象が強いかもしれませんが、それとは違う観点からのブランドの“いま”をお伝えしたかった。それは、挑戦する姿勢です。

昨年はルノーとのコラボレーションを通じて、モーターレース界に進出しました。そして今年は舞台を海に移し、挑戦を続けています。異なる環境下でも、ブランドは共通した哲学を持っています。

「BR 03-92 ダイバー」は形式的なスペックを満たしたダイバーズウォッチではなく、実際に海に潜るプロに向けたものであって、国際基準を満たし、過酷な海底空間でミッションをこなす人に向けてつくられています。

そうした厳しい基準に適合するために生まれたデザインがクールなのであり、洗練されているものと我々は確信しています。

――正方形というBRシリーズのデザインフィロソフィーは、航空機のコックピットの計器からインスパイアされています。それが、陸でも、海でも等しく貫かれるには、どういう背景があるのでしょうか?

2人の創業者によってBell & Ross が設立したときに、「過酷な環境で働くプロフェッショナルに向けた時計づくり」というコンセプトが第一にありました。そのときからイメージにあったのが

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飛行機のコクピットです。飛行機のコクピットには、時計づくりにおいて非常に重要な要素が盛り込まれているからです。

・視認性……ひと目で複雑な情報を読み取らせる
・機能性……有用な情報を文字盤に整理して収める
・高精度……搭載する機械が正確で、誤差が十分に少ない
・防水性……機能と用途に応じた最適な防水性能

コクピットの計器は、私たちの時計づくりの基本です。それをストレートに示したのが「BR」シリーズ。計器をそのまま腕に載せたらどうなるだろう? というアイデアですが、実際にやってみると、これほど情報を読み取りやすいものはなかった。

そして現在、BRシリーズは時計業界のなかでもアイコンのような存在になりました。スクエアケースの代名詞として、すぐに思い出してもらえるようなアイテムになっています。

Page02. 角型ケースは、防水性能では不利?