新型BMW5シリーズ ツーリングに試乗|BMW

新型BMW5シリーズ ツーリングに試乗|BMW

CAR IMPRESSION

BMW 5 Series Touring|BMW 5シリーズ ツーリング

一生モンとして愛用してみたい

8年ぶりにフルモデルチェンジを受けたBMWの主力車種、5シリーズ。セダンに遅れて導入されたワゴンモデル、「5シリーズ ツーリング」に今尾直樹氏が試乗した。

Photographs by ARAKAWA MasayukiText by IMAO Naoki

わざわざツーリングという名前をつけている理由

第7世代となる新型5シリーズが発売されたのは本年1月。その派生モデル第1弾のツーリング、5のツーリングとしては第5世代に当たるそれが6月下旬から発売になった。

ツーリングはようする5のワゴンである。ワゴンというのはセダンのルーフをそのまま後ろに伸ばして、後ろに荷室とドアを付け足して、より荷物をたくさん積めるようにしたクルマだ。

BMWの場合、わざわざツーリングという名前をつけているのは、例えば鳥かごとかダンボール箱とか歯磨き粉とか、なんでもよいけれど、商売のネタをいっぱい積み込んで売って回るような使い方ではなくて、大人2人、ないし5人がスーツケースを積んで長距離旅行に行くようなオシャレな使い方をしてください、ということなのである。

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ツーリングの特徴は、荷室がワゴンとしてはちょっと狭い。でも、テールゲートの角度が寝ていてカッチョいいです、というスタイル優先、オシャレのほうが大事、という人生に対する享楽的な態度というものが基本にある。

実際、最新5シリーズ ツーリングにしても、ボディサイズはメルセデス・ベンツEクラスとほぼ同じ全長を持っているのに、荷室容量でいうと、570〜1700リッターでありまして、Eクラスのステーションワゴンの640〜1820リッターと較べると、勝負にならない。

それでも5シリーズのツーリングには25年間、四半世紀におよぶ伝統というものがあり、その存在意義はけっして小さくない。ドアがひとつ増えたら、どれだけ便利か。セダンに比べて荷室容量が40リッター、40:20:40の比率で、しかも電動の後席背もたれを倒せば、1700リッターもの空間が現れる。