G-STAR RAW|祐真朋樹氏が語る「ジースターロゥ」のコラボデニム制作秘話

G-STAR RAW|祐真朋樹氏が語る「ジースターロゥ」のコラボデニム制作秘話

FASION FEATURES

G-STAR RAW|ジースターロゥ

完成までのエピソードから着こなしのポイントまで

祐真朋樹氏が語るコラボデニム制作秘話 (1)

これまでもアーティストや俳優など、さまざまなコラボレーションをおこなってきたG-STAR RAWが、ファッションディレクターの祐真朋樹氏と、日本人としては初となるコラボデニムを完成させた。スタイリストやエディターとしてだけでなく、フォトグラファーとしても活躍する祐真氏がピックアップしたのは、ブランドの人気シリーズ「NEW RADAR」。自身がはいて納得したモデルというだけあって、オリジナルがもつ特徴に合わせて祐真氏のアイデアが随所に反映された、モダンでシャープな印象のデニムが誕生した。ゆるやかなテーパードフィットのクロップドタイプで、メンズ、ウィメンズのどちらでも違和感なくはけるユニセックスのシルエットになっている。このコラボデニムの発売を記念したローンチパーティにて、コラボレーションに至ったいきさつから着こなしのポイントまで、祐真氏に話を聞いた。

Photographs by JAMANDFIXText by ANDO Sara

カジュアルになりすぎない、シンプルでモダンな仕上がり

――コラボレーションに至った経緯を教えてください。

3年ぐらい前にG-STAR RAWが主催するクラブイベント「RAW NIGHTS」のキュレーターになったのがブランドと親交を深めることになったきっかけです。故デニス・ホッパーがランウェイで詩の朗読をはじめたり、ミッドセンチュリーの家具とコラボレーションをしたり、U2やデヴィッド・ボウイなどのアーティストの撮影を手がけるロックフォトグラファーのアントン・コービンを起用したり……。

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G-STAR RAWがブランドとしてやっていることは以前からおもしろいなと思っていました。本国のスタッフもとても気さくで感じがよくて。昨年末に「一緒にデニムを作りませんか?」と声をかけていただいたときは、とても光栄に思いました。

――今回のコラボデニムを作った工程について聞かせてください。

4月にアムステルダムの本社まで行ったのですが、1日という限られた時間のなかですべてを決めたんです。午前中に会社見学をして、午後に生地やディテールのアイデアを出して、という具合に。僕のロゴを刺繍で入れることが決まったのでその場でロゴを描き、それをパソコンに取り込んで、という作業などもあり、とにかく展開がとても速かった。

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――仕上がりはいかがですか?

G-STAR RAWのモデル6種類をすべてはいてみて、「NEW RADAR」が一番自分らしかったので、これをベースに作ってみようと決めました。仕上がりはとてもタイトな作りになっています。G-STAR RAW側としても、ブランドをもっとモードにシフトしたいという意識があったのではないでしょうか。サンプルの段階ではもう少しゆとりがあったのですが、さらに細くなって商品が上がってきました。ひざ下がかなり細いので、はくのが少し大変かも(笑)。僕は普段サイズ30をはくのですが、これは31でちょうどいいぐらい。ユニセックス仕様なのでサイズは25から用意しています。もしかすると、女性のほうが似合うスタイルに仕上がっているかもしれませんね。

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――こだわったポイントは?

G-STAR RAWのデニムはいろいろなデザインが盛り込まれているのが特徴だと思うのですが、シンプルでモダンな雰囲気を出したかったので、タグを取ったりレザーのパッチを外したりと、できる限り省いてみました。大胆に変えているのはレングスで、レギュラー丈のものも用意していますが、少し短めのクロップド丈にしました。そこがほかのモデルと違うところでしょうか。

当初から、デニムを作るならクロップド丈がいいなと思っていました。街を歩いていてもクロップドをはいているひとをよく見かけますし、わりとどんなスタイルにも合わせやすいのではないでしょうか。ゆるい感じになりすぎるのはあまり好きではないので、シャープなシルエットを提案しています。さらに、この形でサイズを変えれば女性でも着られるのではと思い、アムステルダムの企画の女性たちに相談してみたところ「それはいい!」とユニセックスでの展開が決まりました。

ABOUT
SUKEZANE Tomoki

1965年京都市生まれ。(株)マガジンハウスのPOPEYE編集部でファッションエディターとしてのキャリアをスタート。現在は『UOMO』『GQ JAPAN』『Casa BRUTUS』『MEN’S NON-NO』『ENGINE』等のファッションページのディレクションのほか、著名アーティストや文化人の広告のスタイリング等を手掛けている。パリとミラノのコレクション観覧歴はかれこれ25年以上。   Born in 1965 in Kyoto, Japan. He started his career as a fashion editor at POPEYE magazine of Magazine House. Currently, he is working on various magazines such as UOMO(SHUEISHA), GQ(Conde Nast Japan),Casa BRUTUS (Magazine House), MEN’S NON NO (SHUEISHA), ENGINE(SHINCHOSHA)and he is setting styling people such as artists and […]