2017年の新作そしてブランドの方向性について、ウブロCEOが語る|HUBLOT

HUBLOT|2017年の新作そしてブランドの方向性について、ウブロCEOが語る

BASELWORLD2017

HUBLOT|ウブロ

“The Art of Fusion”を体現する
新基軸マニュファクチュール(2)

伝統を守るだけでは足りず

――視点を変えて質問を続けます。私たちにとって、HUBLOTとは“夢”を見させてくれるブランドだと捉えています。そのHUBLOTが今、どのようなことに注目をしているのでしょうか?

HUBLOTはさまざまなプロジェクトを同時進行で行なっています。もうすぐ商品化できるものから、まだ開発を始めたばかりのものまで、あらゆるレベルの案件があります。

素材でいえば、今年、カラーサファイアを完成させました。また傷がつきにくいマジックプラチナを現在開発中です。

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HUBLOTが取り組む素材研究。左/サファイア。中央・上/カーボンへの刺繍、中央・下/コンクリート、右上/マジゴールド、右下/ゴールドの結晶。

個人的には、トゥールビヨンを再開発してみたいと思っています。トゥールビヨン機構は200年以上も前に発明されたものですから現代の技術を用いれば、最新の形態へと作り直せるのではないかと思います。機械式で精巧で、見ていて楽しい。そんなものを作れたらいいですね。

――高級時計市場はもう成熟しきってしまったのではないか? と危惧していますが、「まだまだ伸びしろがある」とお考えですか?

過去20年、ラグジュアリーウォッチは目覚ましい成長を遂げました。ですが我々は現状維持で満足していてはいけません。業界全体としても、絶えず革新性を求めていかなければ未来はないと思っています。

伝統を守るだけでは足りず、新たに生まれ変わらせる意欲がないといけないと思います。それができれば、これからさらに成長することは可能です。

――革新性のあるものを作るためにもマニュファクチュールである必然性があった、ということでしょうか?

そうです。HUBLOTは研究開発に多額の投資をしております。研究から生まれるアイデアもまたHUBLOTの大切なリソースです。HUBLOTの研究部門には、時計師のみならず、科学者やエンジニアも在籍しています。

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――研究所に科学者がいるのですか?

化学、物理学者の方がいます。

――時計師以外の人材がHUBLOTの研究所に参加するようになったのは、大体いつ頃からですか? あるいは、どのモデルをターニングポイントとして、HUBLOTはそういう新体制を築いたのでしょうか?

2012年前後、マジックゴールドの開発がターニングポイントになりました。この素材はスイス連邦工科大学とのコラボレーションのもと、3年間の研究開発期間を経て、ようやく完成した素材です。

その技術者の方に、HUBLOTの社員として入社していただきました。今ではマジックゴールドの生産のみならず、先ほど申し上げたマジックプラチナ(硬化プラチナ)や、シークレット案件でまったくお話できないレベルのものなどがあります。

――先ほど研究開発費に多額の資本を投じているというお話がありましたが、どれほどの規模でしょう?

数億円の単位です。そこから先はご想像にお任せします(笑)。

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リカルド・グアダルーペCEO

1965年

スイス・ヌーシャテル生まれ。

1988〜1994年

ブルガリ プロダクトマネージャー

1995〜1996年

ブランパン ブランドマネージャー

1997〜2001年

ブランパン セールス&マーケティングディレクター

2001〜2003年

独立時計師コンサルタントとして活躍
商品開発、国際的なマーケティングやセールスに深く関わる

2004〜2005年

HUBLOT プロダクト&マーケティングコンサルタント

2005〜2011年

HUBLOT マネージングディレクター

2012年

HUBLOT CEO

問い合わせ先

LVMH ウォッチ・ジュエリージャパン ウブロ

Tel.03-3263-9566

http://www.hublot.com