2017年の新作そしてブランドの方向性について、ウブロCEOが語る|HUBLOT

HUBLOT|2017年の新作そしてブランドの方向性について、ウブロCEOが語る

BASELWORLD2017

HUBLOT|ウブロ

“The Art of Fusion”を体現する
新基軸マニュファクチュール(1)

成熟市場と言われる日本の時計マーケットで、現在もふた桁成長を続けている“モンスターブランド”のHUBLOT。そのCEOリカルド・グアダルーペ氏に、2017年の新作について、ブランドの方針について、率直な意見をうかがった。HUBLOTが快進撃を続けられる理由は何か。このブランドはどこに向かっているのか。このインタビューにより、片鱗が見えてきた。

Photographs by SUZUKI TakuyaText by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)

2017年 GENEVA DAYS & BASELWORLD新作ハイライト

――今年のプッシュモデルを教えてください。

個人的にはサファイアケースのモデルが非常に気に入っています。こうした難易度の高いモデルを数多くリリースしてきたのは、非常に素晴らしいことだと思っています。GENEVA DAYSではパーペチュアルカレンダーをサファイアケースに入れました。またBASELWORLDでは、カラーサファイアのモデルをリリースしています。

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左/ビッグ・バン ウニコ クロノグラフ パーペチュアルカレンダー サファイア1170万円(税別予価)、6月発売予定。中央/ビッグ・バン ウニコ レッドサファイア780万円(税別予価)、7月発売予定。右/ビッグ・バン ウニコ ブルーサファイア892万円(税別予価)、7月発売予定。

次に、ブランドとしてイチ押しはGMTモデルです。コンパクトでありながら、操作性にも優れています。

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ビッグ・バン ウニコGMT チタニウム211万円(税別予価)、9月発売予定。2時位置と4時位置のプッシュピースでGMT針を簡単に操作。文字盤中央には昼夜表示付き。

――HUBLOTでは、久しぶりのプレーンなGMTモデルだと思うのですが、今回、改めてGMTモデルを出された経緯を教えてください。

インハウスムーブメントをさらに展開していくにあたり、ウニコムーブメントにGMTモジュールを搭載させることに成功したのです。

――HUBLOTにはさまざまな側面があります。新素材開発、スポーツシーンとのコラボレーション……、いずれもHUBLOTが得意とする領域です。その一方で、マニュファクチュールであることもHUBLOTは強く打ち出していきたい、ということでしょうか?

その通りです。HUBLOTは、2005年にリリースした「ビッグ・バン」をきっかけに今日の成功を掴みましたが、当初はマニュファクチュールになりたくてもなれないというジレンマがありました。

私たちは伝統的なマニュファクチュールを目指しているわけではありません。そこにはHUBLOTのブランドコンセプト“The Art of Fusion”(異なる素材やアイデアの融合)が深く関係しています。工房ではハイテク素材を扱う機械を設置するなど、いわゆる昔ながらのマニュファクチュールとは一線を画したものになっています。そうした側面も含めて“マニュファクチュールとしてのHUBLOT”を打ち出していきたいと思っています。

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左/ムーブメント製作のアトリエ。右/マジゴールド製ケースの製造工程。

――その根底には、使いやすいGMTをはじめ、ユーザーメリットの高いモデルを出していきたいとする意図があるのでしょうか?

確かにそうですね。特にGMTモデルについては、世界を旅する方々や、仕事で多方面に赴く方も多いので。ふたつのタイムゾーンをひとつの文字盤で見られるものは非常に魅力的だと思います。

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