レクサス デザイン アワード 2017のグランプリ決定|Lexus
CAR / NEWS
2017年4月5日

レクサス デザイン アワード 2017のグランプリ決定|Lexus

LEXUS DESING AWARD 2017|レクサス デザイン アワード2017

グランプリに空間デザイナー、吉添裕人氏の作品を選出

レクサスは、次世代のクリエイターを支援・育成する国際デザインコンペティション「レクサス デザイン アワード 2017」のグランプリに空間デザイナー、吉添裕人氏による光と影の存在を認識することができる構造体「PIXEL」を選出したと発表した。受賞作品は現在開催中のミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)にレクサスが出展する『LEXUS YET』で披露される。

Text by YANAKA Tomomi

ミラノサローネで受賞作品やインスタレーション、コンセプトカーなどを披露

今年で5回目の開催を迎える「レクサス デザイン アワード」。今年は“二律双生”を意味する「YET」をテーマに開催。世界63ヵ国から1,152作品の応募があり、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のキュレーター、パオラ・アントネッリ氏や、建築家の伊東豊雄氏ら世界で活躍するクリエイターらが審査員を務め、作品を選考した。

2月には応募作品から12人のファイナリストと4人のプロトタイプ受賞者を選出し、プロトタイプ受賞者は世界的クリエイターが務めるメンターのアドバイスを受けながら作品を制作。ミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)出展10回目となる『LEXUS YET』で展示され、開幕初日にグランプリが発表された。

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グランプリに輝いた吉添裕人氏の作品「PIXEL」は、無数の遮光板を配置することで、さまざまな光と影をつくりだす構造体。吉添氏も「この装置によって、相反する要素が実は密接に絡み合っていることに気づくことでしょう。光と影、内と外、一方と他方――このはざまに存在するスクリーンは、あらゆる事象を分断し、変化させるとともに『結合』するためのデバイスともなり得るのです」と解説する。

『LEXUS YET』ではこのほかにもマサチューセッツ工科大学(MIT)准教授のネリ・オックスマン氏と彼女が率いる研究グループ「ザ メディエイテッド マター グループ」によるインスタレーションやコンセプトカー「UXコンセプト」の披露、さらにレクサスがミラノサローネ出展10回目を記念した軌跡も展示する。

また『LEXUS YET』の一部は5月に東京・南青山の「INTERCECT BY LEXUS-TOKYO」でも凱旋展示される予定だ。

LEXUS YET
期間|4月4日(火)~9日(日)
会場|ミラノ・トリエンナーレ


           
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