レクサスの新フラッグシップクーペ「LC」試乗(後篇)|Lexus

レクサスの新フラッグシップクーペ「LC」試乗(後篇)|Lexus

CAR IMPRESSION

Lexus LC|レクサス LC

日本ならではの価値観をもつクーペ

レクサスの新フラッグシップクーペ「LC」試乗(後篇)(2)

日本料理のごとく繊細で奥深いステアリングフィール

今回の試乗コースは、ハワイ島の西岸、コナのリゾートホテルから東岸はヒロの農園「OK Farms」へとハワイ島を横断する約150kmの道のりだ。

まずLC500hでコナの幹線道路を北へと走り出す。左手には透き通るような海、右手には溶岩が堆積した黒色の荒野、そして前方には紺青の空が車窓越しに広がる。そんなえも言われぬ絶景のなかを制限速度の55MPH(88km/h)前後でしばし流す。

Lexus LC|レクサス LC
Lexus LC|レクサス LC

道はそれなりに荒れているのだが、20インチという大径ランフラットタイヤを履いていることを意識させないくらいに、乗り味はしなやかで快適だ。サスペンションがしなやかに動いて路面を丁寧に追従していることが手にとるようにわかる。フロアの剛性感も高く、足まわりの遮音も行き届いていて、GA-Lプラットフォームのポテンシャルの高さがうかがい知れる。

ステアリングはそれなりにソリッドで、手のひらに路面のざらつきを伝えはするものの、なぜか雑味がなく、すっきりとしたフィール。それはメルセデスともBMWともアウディとも、もちろんポルシェとも違う。たとえば彼の地のスポーツモデルの走り味が、ステーキのように濃厚な食べ応えや旨味を感じさせるとすれば、LCのそれは日本料理のごとく繊細で奥深い、といったイメージだ。