ターボになった911GTSを試す|Porsche

ターボになった911GTSを試す|Porsche

CAR IMPRESSION

Porsche 911 GTS|ポルシェ 911 GTS

ターボになった911GTSを試す(2)

時代とともに変わり続ける911シリーズ

水平対向の6気筒エンジンやリアエンジンのレイアウトといった、“基本的DNA”と紹介することができる固有の設計部分とともに、搭載する心臓が自然吸気式かターボ付きかによっても、シリーズ中の立ち位置の大別が可能だったのがこれまでの911シリーズ。

ところが、2011年に登場した991型と呼ばれる現行モデルに対して、2015年に実施をされたマイナーチェンジを機に、ベーシックなカレラ シリーズが積むエンジンにもターボチャージャーを装着。これにより、「911の伝統の1つが失われてしまった――」と、そう評価をする向きも皆無ではないようだ。

けれども、時代の要請とともに絶え間なく変わり続け、だからこそ誕生以来つねに“世界最高峰のスポーツカー”という立ち位置を失うことがなかったのが、このモデルであることも忘れるわけにはいかないもの。

Porsche 911 GTS|ポルシェ 911 GTS
Porsche 911 GTS|ポルシェ 911 GTS

実際、空冷エンジンが水冷へと変更された時や、4WDモデルが加えられた際にも批判の声が聞かれたものの、そうした“反対勢力”の声に負けることなく、自らが正しいと考えた道を進んで来たからこそ名声を保つことができているのは、今の成功を見れば明らかだろう。

かくして、かつては「自然吸気エンジンを搭載したシリーズ中で、最もホットでハイパフォーマンス」と紹介することができた「GTS」の記号の持ち主にも変革の時がやってきた。

カレラ シリーズに行われたリファインと同様、とうとう911GTSにもターボ付きの新世代エンジンが搭載されることになったというわけだ。