ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーと日本の工芸の粋が結集|VAN CLEEF & ARPELS

VAN CLEEF & ARPELS|ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーと日本の工芸の粋が結集

十二代西村總左衛門《孔雀図》 京都国立近代美術館蔵 制作年:1900-1910年 素材・技法:絹糸、刺繍、屏風 撮影:木村羊一

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VAN CLEEF & ARPELS|ヴァン クリーフ&アーペル

歴史を重ね、育まれたフランスと日本の技の極み

「VAN CLEEF & ARPELS(ヴァン クリーフ&アーペル)」のハイジュエリーと日本の工芸を対比して、日仏の熟練技術の粋を紹介する展覧会「技を極めるヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」が、京都国立近代美術館にて、4月29日(土・祝)から8月6日(日)まで開催される。

Text by NOGUCHI Minako

ハイジュエリーと伝統工芸の超絶技巧を堪能

フランスが誇るハイジュエラー、ヴァン クリーフ&アーペルでは、ハイジュエリーを中心とした展覧会を、毎年1ヶ国、1都市、1美術館で開催している。今年の開催地に選ばれたのは、日本の京都。1200年以上前から明治維新まで天皇が鎮座していた京都は、日本の文化の中心であり、雅な世界が繰り広げられてきた地。熟練の職人の技と心意気によって作り出された十二単や辻が花、金襴を惜しみなくほどこした能衣装などは、いずれも類い希なる逸品だ。一方、ヴァン クリーフ&アーペルもまた、1906年に、パリに誕生して以来“マンドゥール”(黄金の手)の卓越したクラフツマンシップによって、独創的なハイジュエリーを生み出してきた。

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《バード クリップ》 ヴァン クリーフ&アーペル コレクション 制作年:1924年 素材・技法:プラチナ、エメラルド、サファイア、ルビー、オニキス、ダイヤモンド Patricks Gries © Van Cleef & Arpels

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四代長谷川美山《京都名所図透彫飾壷》 京都国立近代美術館蔵 制作年:明治—大正時代 素材・技法:陶器、色絵金彩上絵付け 撮影:木村羊一

日本とフランス――異なる地で長い歴史を通して育まれてきた“技”を、同展覧会では「ヴァン クリーフ&アーペルの歴史」「技を極める」「文化の融合と未来」の3章で構成。会場設計を手掛ける建築家の藤本壮介氏は、ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーと日本の伝統工芸の魅力を引き立てる空間を目指す。

「ゴージャスなハイジュエリーと超絶技巧といわれる日本の工芸品が放つ、とてつもないオーラは、シンプルかつ奥深さのある空間でこそ引き立つと思い、設計を考えました。また、京都という古式ゆかしい場所での開催なので、日本的な空間とヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーの出会いを鮮やかに演出するとともに、襖や障子から着想した奥行きのある空間設計を予定しています」(藤本氏)

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《二枚の葉のクリップ》 ヴァン クリーフ&アーペル コレクション ヴァン クリーフ&アーペル蔵 制作年:1967年 素材・技法:プラチナ、ゴールド、ミステリーセッティング、エメラルドサ、ダイヤモンド 
服部峻昇《玉虫香合 桐文》 制作年:2014年 素材・技法:木、玉虫、蒔絵 共に撮影:江崎義一

ハイジュエリーと工芸は、もの作りにおいて共通する部分が多い反面、それぞれに両極端の美しさを持ち合わせている。特に、見た目の印象の違いが大きく、展示には細やかな配慮が施されるという。
「輝きのあるジュエリーと繊細な素材で作られた工芸品では、照明の当て方などを変えていく必要があります。会場の細部に渡って調整を行い、ひとつひとつの作品の異なる魅力を伝えていきます」(藤本氏)

これまでにない着眼点で、日仏の秀逸な作品の数々が展示される同展覧会。「固定概念の枠を超え、ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーと日本の工芸を新しい視点で体験して欲しいですね」と藤本氏は語る。

技を極める-ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸
開催期間|4月29日(土・祝)〜8月6日(日)
開催場所|京都国立近代美術館
開催時間|9:30〜17:00(金曜〜20時。入館は閉館30分前まで)
休館日|月曜日(6月13日、7月18日は休館)
入館料|一般1500円、大学生1100円、高校生600円

問い合わせ先

京都国立近代美術館

Tel 075-761-4111

http://highjewelry.exhn.jp/