伊藤嶺花×鈴木康広|スピリチュアル対談(前編)

伊藤嶺花×鈴木康広|スピリチュアル対談(前編)

Divine of Creation - 創造力の背後にあるもの -

スピリチュアル対談 Vol.15|鈴木康広

伊藤嶺花が“視た”ゲストの肖像

「自然と人とモノの“心”をつなぐ正義の味方、クリエイティブメッセンジャー」(前編)

「ピンときたものにたいしては、爆発的な力を発揮しますから」(伊藤さん)

伊藤 そうですよね。興味の対象が変わるというよりは、大きくは一緒なんだけど、興味をもった“とある疑問”を追求しはじめると、追求していくうちに“とある疑問”も枝分かれしていくじゃないですか。「これどうなってるの?」ってあたらしい疑問が浮かんできたら、そっちにいきますよね。さらに進んで、「これどうなったの?」っておもったら、また違う方向に進んでっていう……。

鈴木 なんで知ってるんですか!?

伊藤 (笑)グワーッとどんどん突き詰めていくので、納得がいくところまで進むと、その時点でもう元の答えは出ているんですよね。だから、わざわざ元の地点に戻る必要がなくなるっていう。その繰り返しですよね?

鈴木 ……驚きです。もう言い当てられてしまったんですけど、10年以上そうやってきた結果、できたものがこの作品集(『まばたきとはばたき』/青幻舎)なんです。おもしろかったのが、これをはじめて会った人に見てもらったら「おもしろいですね」って興味を持ってもらったんですけど、「ところで、鈴木さんの作品はこのなかのどれですか?」って言われて(笑)。

伊藤 (笑)なんて答えていいかわからなくなっちゃいますね。

鈴木 もう、びっくりしてしまって。仮に「全部です」って言うと、「全部作ったんですよ。すごいでしょ?」っていうニュアンスになりそうだったので、「これぼくの作品集なんです」って答えたんです(笑)。でも、たしかに作品ごとに全然ちがうことをやってきていて、それはそれで事実なんですよ。自分の興味はどんどん移っていって、走り去ったあとに前のことが気になっているんですけど、いった先のことで手いっぱいになってしまって……。

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伊藤 でも、突き詰めていくことで、最初のとっかかり部分の答えは出ているとおもいますよ。

鈴木 出ているんですかね? ぼくにはまだその自覚がないんです。どちらかと言えば、「これさえやっていれば、きっとなにかできるようになっているだろう」っていう期待感で進んできた感じです。映画によくありますよね? 「あることに熱中していたら、こんなこともできるようになっていた」みたいな。たとえば、掃除するバイトをやっているうちに、気がついたら日本一のなにかのチャンピオンになっていたとか。そういうふうに、あることを目的にしつつ、別のこともできるようになっている。間接的な努力が意外とうまく機能してくれたという気がしています。

伊藤 しかも、ピンときたものしか、そうやって向かっていけないですよね?

鈴木 そうですね。向かっていくときは、ものすごいピンときていますね。

伊藤 ですよね。鈴木さん、ピンときたものにたいしては、爆発的な力を発揮しますから。そのエネルギーがものすごく強いので、これから大成功されますよ。

鈴木 ほんとですか? 油断しそう(笑)。

「ビジネスとうまく融合させれば、良さがブワーッと広がっていく」(伊藤さん)

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『ファスナーの船/Ship of the Zipper』(2010)
瀬戸内国際芸術祭2010に出展

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伊藤 いわゆる“オタク”ではあるんですよ。マニアックなところに着眼して、自分の世界を追求していく感じですから。興味の対象が動きつづけているので、なかなか人に理解されにくいかもしれません。

鈴木 そうかも知れないですね。それこそ、ある一定の方にすごく興味を持ってもらえたことで、いままで活動できたんだとおもうんです。

伊藤 何次元もの世界を同時に行き来する能力を持っています。だけど、いろんな人たちが生活しているこの3次元の思考中心の世界のなかで、多くのひとたちの心に響くように伝えることは、マーケティングビジネスを展開している企業が上手じゃないですか。そことうまく融合させれば、鈴木さんの良さがブワーッと広がっていくとおもいますよ。

鈴木 へぇぇ! いま目に見えない鳥肌が立っています。

伊藤 じっさいに、実業家的な能力は持っているとおもいますよ。自分で実業家になるというより、鈴木さんのアイデアに目をつけた実業界の人たちと一緒に、そのアイデアをよりマスマーケットに向けて落とし込むみたいな能力が高いですね。そこでキーワードになってくるのが、人との「出会い」です。

鈴木 たしかに「出会い」ですね。出会いをきっかけに、自分のアイデアでビジネスをしてもらうことも受け入れられるようになってきました。以前は、ビジネス的なものにたいして、すごく抵抗があったんですよ。

伊藤 鈴木さんご自身がそれを考えるんじゃなくて、そういうのが得意な方がたにアレンジしてもらって、鈴木さんの良さをそのまま引き出してもらう方がいいとおもいますよ。そのなかで、自分の意図とはちがうアレンジの仕方や伝え方、届け方をしようとする人も出てくるとおもうんですけどね。

鈴木 それも、ぼくの予想を超えておもしろければいいですよ。

伊藤 そうやって「おもしろい」と感じれば大丈夫です。その辺はピンとくるのでわかりますよ。いずれにしても、好き嫌いが激しいから、とっさに顔に出ちゃいますしね(笑)。

鈴木 ほんとぼく顔に出るんですよ。なんか嘘をつくと、鼻の穴がひろがるらしいんで。ピクピクッて(笑)。

伊藤 (笑)えぇ、嘘はつけないですよ。曲がったことが大嫌いですもんね。善良な道徳観や倫理観を持っているので。人としてシンプルに大事にするべきことっていうのを、ゆるぎない信念として持っているんです。そこにピンとこないことには怒るでしょ? で、怒るとものすごいですから。

鈴木 そうなんです。いまはだいぶ大人になりましたけど……。

伊藤 飄々(ひょうひょう)として、爽やかではつらつとして見えますけど、内面はものすごく繊細だし、ものすごく自我も強いですし。

鈴木 自我ですか?

伊藤 自我の強さというのは、大事な目標を設定して、意志を貫くときにも必要なことですから。なんでも表裏一体で、自我をいい方向にいかせば、意志の強さとか、善なるものにたいして極めていく力とか、いろんなふうにいかせるわけです。もちろん、若いときには、内面のコントロールが大変なときもあるとおもいますが、同時に、それほど内面に強いエネルギーを持っているということです。

“第六感”と呼ばれるインスピレーションを受信するアンテナも、生まれながらにものすごく強いです。そうして受信したインスピレーションを、この世界にあるかたちあるさまざまなモノに置き換えられる力が強いんです。クリエイターやアーティストの方というのは、みなさんそういう力を強く発揮されている方がたなんですけど、鈴木さんの場合は、現世はクリエイターになるために生まれてきているので、どれだけみんなのハートをキャッチして楽しんでもらえるモノを作れるか、挑みつづけているんです。

ABOUT
SUZUKI Yasuhiro

1979年静岡県浜松市生まれ。2001年東京造形大学卒業。2001年NHKデジタル・スタジアムで発表した公園の […]

ITO Reika

株式会社ディヴァイン代表/スピリチュアルヒーラー 服飾雑貨系の企業にて商品企画、広告宣伝、経営企画の仕事に従事 […]