CES 2017 リポート 家電・エレクトロニクス編|Consumer Electronics Show 2017

CES 2017 リポート 家電・エレクトロニクス編|Consumer Electronics Show 2017

LGエレクトロニクスは、多数の画面をアーチ状に配置したシアタースペースで4Kの高輝度技術をアピールした

CAR FEATURES

CEO 2017 家電・エレクトロニクス編

カジノの街によぎるイリュージョン

2017年1月4日から8日まで北米ラスベガスで開催されたコンシューマ エレクトロニクス ショー(CES)2017。すでに公開済みのリポート前編では、内外のカーメーカーからの出展にフォーカスしたが、後編では主役たる家電・エレクトロニクスの動向について紹介する。

Text & Photos by Akio Lorenzo OYA /  Mari OYA

今年のスターはIoT家電をつかさどるスマートハブ

世界屈指の家電・エレクトロニクス・ショー「CES」が2017年1月4日から8日まで米国ラスベガスで開催された。50周年を迎えた今年は、150を超える国と地域から3800を超える企業・団体が参加、来場者は16万5千人を数えた。

2016年には我こそがApple Watchのライバルといわんばかりの各社のスマートウォッチが脚光を浴びたが、今年それは出尽くした感があった。ドローンも各国の飛行規制を受けて元気を失った。

だが失望することはない。今年のスターを挙げるなら、IoT家電をつかさどるスマートハブであろう。

CES 2017 リポート 家電・エレクトロニクス編|Consumer Electronics Show 2017

SIGNATURE はLGエレクトロニクスのプレミアムブランド。これはその新シリーズである有機ELテレビ「OLED TV W」。パネルの厚さはわずか2.57mmである

CES 2017 リポート 家電・エレクトロニクス編|Consumer Electronics Show 2017

Amazonの音声認識 Alexaを搭載したスマート冷蔵庫「LG Smart InstaView」。音声コマンドによって庫内に不足した商品を注文したり、レシピ検索や天気予報の確認も可能だ

核となるのは2016年米国のクリスマス商戦でヒットを記録したアマゾンの音声認識スピーカー「エコーEcho」と、それを用いた音声認識デバイス「アレクサAlexa」である。

今回のCESではその活用例が満開の様相を呈した。たとえばLGエレクトロニクスはアレクサを搭載したスマート冷蔵庫を発表。ディスプレイに語りかけるだけで食品の買い物注文が完了できる。

家電メーカーだけではない。自動車ブランドのフォードやフォルクスワーゲンも、クルマと家をインターネットで繋ぐデバイスとして「アレクサ」をスタンダードとする勢いだ。

会場のあちこちで、デバイスを起動するキーワードである「アレクサ!」を、マシンに向かって呼びかける姿がみられた。