新型BMW5シリーズに試乗|BMW

新型BMW5シリーズに試乗|BMW

CAR IMPRESSION

BMW 5 Series|ビー・エム・ダブリュー 5シリーズ

新型BMW5シリーズに試乗

新時代のビジネスマンズエクスプレス (2)

7シリーズを凌駕するインフォテイメントシステム

新型5シリーズ試乗会の舞台になったゴルフリゾートには、初代からはじまり主要な5シリーズがずらりと並べられていた。エレガントでいてスポーティという点でいまも大いに魅力的にみえる初代に1970年代当時から惹かれていた僕としては、ずっと5シリーズは特別なモデルだった。途中クリス・バングルがデザインディレクターを務めていた1990年代から2000年代にかけてエレガンスは失われたが、6代目からまた魅力が戻ってきた。

新型5シリーズは少しずつサイズが大きくなったのは冒頭に書いたとおり。じつはBMWのラインナップ中でも最も売れるモデルの1つが5シリーズといい、とりわけ企業のエグゼクティブなどに愛用者が多いようだ。後席も重要視されるモデルなのだ。

「スポーティな俊敏性、プレゼンス、快適性をすべて備えたクルマはほかにありません。新世代モデルの導入によって再び当社はあらゆる分野のベンチマークを確立しました。それはすなわち、運動性能と快適性を最善の形で融合させ、ドライバーズアシスタンスとネットワーク化を究極まで推し進めたということです。したがって、ニューBMW 5シリーズも、最も成功したビジネスセダンの地位を確保することでしょう」

BMW 5 Series|ビー・エム・ダブリュー 5シリーズ
BMW 5 Series|ビー・エム・ダブリュー 5シリーズ

新型5シリーズにかける意気込みを示すためBMW本社のクラウス・フレーリヒ開発担当役員の言葉として紹介されている。僕が参加した試乗会でもこのようにさかんに「ビジネスマン」のためのクルマであることが強調された。端的な例は数かずのコネクティビティ技術にある。

代表的なものはインフォテイメントシステムだ。10.25インチの高解像度画面(オプション)にはナビゲーション、電話、エンターテイメント、車両機能が表示される。iDriveコントローラーからだけでなく、先行する「7シリーズ」でも同様のシステムを導入しており、とりわけ指の動きを感知するジェスチャー入力が大いに話題になったものだ。例をあげると、かかってきた電話に出るときは、人差し指で画面を指すと通話が開始でき、手を横に払えば(スワイプすれば)通話を拒否する。

新型5シリーズはそれをひきつぎ、さらに機能を拡張。加えて音声入力では「日常の話し方で」(BMW広報資料)コマンド入力が可能となっている。また画面上に表示されるボタンを直接タッチすることでも各種機能を操作できるようになっている。ヘッド アップ ディスプレイでは、さまざまな情報を必要なときにウィンドシールドに投影することができる。しかも投影面のサイズは先代モデルに比べて約70パーセント大きい800×400ピクセルなのだ。

BMW 5 Series|ビー・エム・ダブリュー 5シリーズ
BMW 5 Series|ビー・エム・ダブリュー 5シリーズ

交通の混雑した市街地を頻繁に走らなければならない場合には、サラウンドビューおよびリモート3Dビューを利用することをBMWでは推奨している。自車を上から見たようなグラフィックスと周囲の状況が表示されることで障害物や他の道路利用者の突然の出現を早期に検知することができるというのだ。

スマートフォンとの連繋もビジネスセダンにとって重要な点という。まずドイツでサービスが開始される「BMWコネクテッド」の採用は好例だ。

デジタルアシスタントと紹介される。カレンダーの内容からアドレス情報を読み取って自動的に車両に転送。するとリアルタイム交通情報に基づいて最適な出発時間をスマートフォンを通じてユーザーに通知してくれるという。

車載ナビゲーションシステムに目的地の住所をマニュアル入力する必要もなくなる。目的地の住所や希望到着時間などのデータを車外から「BMWコネクテッド」経由で入力しておくことで、乗車後にiPhoneと接続するとこのデータが転送されナビゲーションシステムが立ち上がるというのだ。